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濡縁とウッドデッキの違いとおすすめ素材

2022年08月22日

濡縁をご存じでしょうか。イメージとしてはウッドデッキに近く、見た目もおしゃれで、庭先でのんびり過ごしたい時などに最適なスペースです。濡縁やウッドデッキは後から設置することも可能ですが、どんな素材がおすすめか、手入れはどうすれば良いのかなど気になることも少なくありません。今回の記事では、濡縁とウッドデッキの違いや素材の特長について見ていきます。

濡縁 ウッドデッキ
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この記事のポイント

✔︎濡縁とウッドデッキの違いや活用方法がわかる
✔︎ウッドデッキの素材の選び方やメンテナンス方法がわかる

目次

濡縁とは?ウッドデッキとの違いは?

濡縁というのは、日本の家屋の縁側部分が家の外に出ているものです。屋内にある縁側とは異なり、常に風雨にさらされることから濡れる縁側という意味合いで濡縁または濡れ縁と呼ばれています。 形状が縁側なので幅は狭くなっていますが、軒先にあることで日陰で過ごしやすい一方で外の空気を感じやすく、屋内と庭をつなぐ場所という位置づけです。軒があるとはいえ屋外に設置されますので、水に強くメンテナンスが手軽な建材を選ぶ必要があります。

濡縁 ウッドデッキ

濡縁とウッドデッキの違い

 濡縁もウッドデッキも屋外にせり出している点では大きな違いは見られません。そもそも両者の縁側違いには明確な定義はありませんが、一般的には和風の家屋に設置されているのが濡縁、洋風家屋に設置されているのがウッドデッキという認識です。

ウッドデッキ 人工木材

また、濡縁は軒がかかっていることが多く、軒の出幅に合わせているので幅が狭いのに対し、ウッドデッキは幅や広さを自由に設定できますし、階段をつけて庭に出やすくしたり、フェンスを設置して目隠しにしたりとデザインにも幅があります。 そのため、濡縁はその場に腰かけてのんびりと過ごすために使うことが多いですが、ウッドデッキは広さや形状によってテーブルや椅子を置いてくつろいだり、子供用のプールやバーベキューで使ったりと様々な用途に利用できます。 

ウッドデッキ 人工木材

また、濡縁は水はけを考慮してすのこ状になっているものが多いですが、ウッドデッキは家具などを置くことを想定して、板と板の間に隙間がない状態にしていることがほとんどです。加えて、濡縁は縁側のように家の一部という認識になっているので壁に打ち付けるタイプがある一方で、幅が狭く運びやすいことから移動が可能な独立タイプもあります。対して、ウッドデッキは家から独立しているスペースという扱いで、庭にデッキを設置するという考え方です。従って、濡縁は設置する場所がある程度限られますが、ウッドデッキは庭に設置スペースがあれば、どこでも取り付けることができます。

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濡縁やウッドデッキの活用方法

濡縁とウッドデッキは、それぞれ活用方法が異なります。ウッドデッキがどちらかといえばアウトドア向けであるのに対し、濡縁は家と外の中間にあり、という位置づけで利用することが多いです。 

濡縁 人工木 ウッドデッキ

濡縁の活用方法

濡縁の特徴は、軒があって風通しも優れていること、出幅が狭いことです。そのため、家具や大きい荷物を置くことはできませんが、少し外の空気に触れながら休憩したいとき、日向ぼっこや屋外でのお茶をしたいときなど、快適かつ手軽に使うことができます。小さい子供が庭や屋内で遊んでいるときでも目が届きやすいですし、履物を置いておけば屋内から簡単に庭に出ることができますので、自分の生活に合わせて活用しましょう。  

濡縁 ウッドデッキ 人工木

庭先で花火をしたり、星空を眺めたりと季節や時間帯に応じて様々な楽しみ方ができます。ウッドデッキはそのまま座ることがほとんどありませんが、濡縁は幅が狭く足を下ろして腰掛けることができるため、少しだけ外の風に当たりたいときなどの使い勝手が良い場所です。

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ウッドデッキの活用方法

ウッドデッキは広さやデザインを比較的自由に決めることができますので、目的に応じて設置しましょう。例えば、テーブルや椅子を置いて天気のいい日に外で食事やお茶をしたり、レジャーシートやテントを置いてピクニックやキャンプの気分を楽しんだり、子供用のビニールプールを置いたり、インテリアに合わせたリクライニングチェアやハンモックを置いて昼寝を楽しんだりと用途は様々です。

人工木 ウッドデッキ

濡縁のように日よけになるものはありませんが、パラソルや日よけシェードを設置すれば暑さや日差しを和らげることができますし、フェンスや目隠しをつければ近所からの視線も気になりません。

ウッドデッキ フェンス

また、屋内との段差がないので布団のような重い物を干すときにも負担が少ないです。日当たりや風通しが良いので大量の洗濯物も乾きやすいですし、ェンスがあれば洗濯物が風で飛んだり人目についたりする心配もありません。

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素材の選び方について

濡縁やウッドデッキは様々な素材から選ぶことができます。とはいえ、見た目の馴染みやすさやメンテナンスのしやすさ、耐久性、使い勝手などから、人気の素材は大きく分けて3種類です。 

ウッドデッキ 人工木

天然木

ウッドデッキ 天然木

基本的にどんな住宅にもデザインにも違和感なく合わせることができるのは、やはり天然木です。ナチュラルで温かみのある天然木の質感は、庭の自然とも住宅ともよく馴染みます。素足で歩いたり、直接座ったりすることもある濡縁やウッドデッキで、木の温かみや優しい感触を感じられるでしょう。また、温度調節にも優れており、夏の暑さや冬の寒さでも触れていて不快感がほとんどありません。 

一方で、木材は比較的低コストですが、天然のものなので価格の変動が大きいです。また、定期的に撥水塗料などの塗装メンテナンスを必要とする上、常に風雨にさらされる状態では劣化が早い点がネックとなります。劣化によってささくれやヒビなどができた場合、けがをする可能性もあります。 

アルミ製

アルミ 縁側

メンテナンスフリーを重視して素材選びをするなら、アルミ製品がおすすめです。アルミは錆や腐食に強く、軽いことから特に持ち運び可能な濡縁などに向いた素材といえるでしょう。見た目がスタイリッシュなのでモダンなデザインの住宅にもぴったりですし、手入れが簡単で耐久性があるという点で、外に設置するデッキや濡縁にぴったりです。 

ただし、天然木に比べて高額になる点、熱伝導性が高いため、夏には熱く冬には冷たくなる点はデメリットといえます。また、加工がしづらく、塗装が剥げた場合の修復も容易ではありません。何を優先するか、どのような使い方をするかによって選択すると良いでしょう。

人工木材(樹脂木)

ウッドデッキ 人工木材

濡縁やウッドデッキの素材として、最も人気が高いのが人工木材です。人工木材は樹脂木とも呼ばれ、天然木の粉末と高密度ポリエチレンという樹脂を混ぜ込んで固めた人工的な木材です。表面の見た目はもちろん、どこを切断しても切り口が天然木にそっくりな仕上がりになりますので、希望通りの仕上がりになるでしょう。 人工木材は腐食に強く、耐久性が高いことに加え、傷や汚れができた際の修復も表面を削るだけなので容易です。木のぬくもりを感じることができる一方で、劣化によるささくれなどでけがをする心配もなく、熱伝導性による扱いにくさとも無縁です。

まさに天然木とアルミの良いとこ取りですが、コストの高さはネックといえるでしょう。ただし、メンテナンスの負担がないため、長期的に見ればそれほど負担が大きくはありません。

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DIYの設置は可能?

濡縁の場合はサイズもそれほど大きくありませんので、軽量なアルミ製で置くだけのタイプならば自分で簡単に設置できます。壁に打ち付けるタイプの濡縁は業者に相談する必要があるでしょう。 ウッドデッキはDIYでの設置もできますが、デザインと素材によります。素材の加工から始める場合には、天然木材が最も加工しやすいでしょう。

ウッドデッキ diy

逆に、アルミはDIYでの加工が難しいので、業者に工事を依頼するかキット販売を利用することになります。家庭用の工具では難しいこともあり、オリジナル性の高いものは業者に依頼しなければなりません。 人工木材の場合は天然木よりは扱いにくいものの、素材の加工も可能です。

また、おしゃれな仕上がりのキットも販売されていますので、そちらを利用すればさらに作業が楽になるでしょう。 

ウッドデッキ 基礎

とはいえ、ウッドデッキを設置する場所には凹凸や傾きがあるため、人が乗っても安定している仕上がりとなると、DIYでは不安です。慣れている方が施行する場合や置くだけのタイプを使う場合ならともかく、基礎や根太材の設置が必要な本格的なウッドデッキは、材料を施主が用意する形で施工のみ業者に任せた方が安心できるでしょう。

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素材別のメンテナンス

濡縁やウッドデッキは裸足で歩くことも多い一方で風雨にさらされる場所ですので、定期的なメンテナンスが必要です。 

ウッドデッキ メンテナンス

天然木材のメンテナンス

 天然木材は腐食に弱いため、定期的に塗装を行って見た目の美しさを維持し、劣化に備えましょう。また、ヒビやささくれができた状態では足にけがをしてしまいますので、こまめな確認も必要です。白アリの被害で床が抜けることもありますので、床がぶよぶよしてきたり、軋みが気になったりしたときは特に注意しなければなりません。 なお、塗装は紫外線に弱く、短期間で色落ちしてしまいますのでどうしても再塗装する頻度が高くなります。トータルコストを考えると、メンテナンスでかなりの費用が発生する点に注意しましょう。

ウッドデッキ メンテナンス

アルミのメンテナンス

 アルミは基本的にメンテナンスフリーですが、汚れを長期間放置しておくと腐食することがあります。そのため、数カ月に1回程度のペースで全体を水洗いしましょう。その際、金属製のブラシなど硬い素材の掃除道具を使うと、表面に傷をつけて錆や劣化を早める可能性があります。柔らかいスポンジや布を使い、汚れだけを落とすようにしましょう。 

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人工木材のメンテナンス

 人工木材は着色した素材を混ぜ合わせた上で固めているため、表面の塗装や防腐処理などは不要です。施工直後は多少色落ちすることもありますが、基本的には汚れが気になったときにデッキブラシで洗い流す程度で、塗料を塗り直しする手間もなく、ほとんどメンテナンスの必要はありません。丈夫な素材なので、カビが発生した時には市販のカビ取り剤も使えますが、使用方法に従い、十分注意してご使用ください。

ウッドデッキ メンテナンス デッキブラシ
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人工木材でおしゃれなウッドデッキを

このように、濡縁もウッドデッキも様々な活用ができますし、素材を選べばメンテナンスの負担も大きくありません。

人工木材 ウッドデッキ

例えば、人工木材「Eee-Wood」は公共施設にも使われているほどの耐久性と木材のような質感、安全度を誇っていますので、おしゃれなウッドデッキ空間を作りたい方におすすめです。キットやカラーの種類も豊富なので、ぜひチェックしてみましょう。

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