ウッドデッキを検討する際、「天然木と樹脂木材(人工木)のどちらを選ぶべきか?」と迷う方は多いのではないでしょうか。
天然木は温かみのある風合いが魅力ですが、定期的なメンテナンスが必要です。一方、樹脂木材は耐久性に優れ、メンテナンスの手間が少ないという利点があります。
それぞれの特徴を理解し、自分に合ったウッドデッキを選ぶことが重要です。

本記事では、樹脂木材ウッドデッキの基本的な特徴や魅力を解説し、天然木との違いを比較します。
さらに、実際の施工事例を紹介しながら、どのような場面に適しているのかを詳しく解説します。

【今回の記事のポイント】
✔︎天然木と樹脂木材ウッドデッキの違いを徹底比較
✔︎メンテナンスの手間や耐久性、コスト面について詳しく解説
✔︎施工事例をもとに、実際の仕上がりや使い勝手を紹介
初稿:2025/2/10
《目次》

樹脂木材ウッドデッキの基本的な特徴と魅力
ウッドデッキの素材には、天然木と樹脂木材の2種類があります。
樹脂木材はとは、木粉と樹脂を複合し人工的に成型されたものです。呼び名は様々で、人工木材・再生木材・合成木材とも呼ばれまています。見た目は天然木に近く、耐久性やメンテナンスのしやすさが特徴です。樹脂木材の大きな魅力は、腐食しにくく、シロアリやカビの被害を受けにくいことです。さらに、塗装や防腐処理が不要で、水洗いだけで清潔に保つことができます。最新の樹脂木材は、木目のデザインがよりリアルになり、天然木と見分けがつかないほどの仕上がりになっています。

特に、アートウッドの人工木Eee-Wood製の「EWH-DM140」は、耐久性が高く、リアルな木目を再現した人気の樹脂木材です。
超高強度高耐久を追求し、35mmの極厚仕様なので公共施設や学校・店舗など、強度と耐久性が必要なウッドデッキでも活躍しております。
次のセクションでは、樹脂木材と天然木の違いを詳しく比較していきます。

ウッドデッキ比較:樹脂木材vs天然木
ウッドデッキを選ぶ際、天然木と樹脂木材のどちらが適しているのか迷うことが多いです。それぞれの特徴を理解し、自分の用途に合ったものを選ぶことが重要です。ここでは、以下のポイントで比較します。
1.耐久性・寿命の違い
樹脂木材は10〜20年以上の寿命があり、耐候性が高いため屋外でも長持ちします。一方、天然木は材木にもよりますが、5~15年程度が一般的で防腐処理をしないと劣化が早まります。特に、雨や湿気が多い環境では腐食やシロアリ被害のリスクがあるため、定期的なメンテナンスが必要です。

2.メンテナンスの手間
樹脂木材は、水洗いや軽い掃除だけで美観を保てるため、手間がかかりません。防腐剤や塗装も不要なので、長期間メンテナンスフリーで使えます。
一方、天然木は定期的な塗装や防腐処理が必要で、放置すると変色や腐食のリスクが高まります。手間をかけられない人には、樹脂木材の方が適しています。

3.見た目・質感の違い
最新の樹脂木材は、リアルな木目加工が施され、天然木とほとんど見分けがつかないものもあります。特に、アートウッドの人工木Eee-Wood製の「EWH-DM140」は、自社オリジナルの開発で約10倍深い木目で、天然木のような質感を実現しています。


ただし、経年変化を楽しみたい場合は天然木が適しています。木材独自の風合いや色の変化を味わいたいなら、天然木の方が満足度が高いでしょう。

購入前にサンプル請求のサービスを利用することで、実際の商品を確認することができるため、安心して商品をご購入いただけるかと思います。天然木同様の「自然の温かみ」を重要視して丁寧に作られたEee-Woodの質感を実際にお手に取ってお確かめください。
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樹脂木材ウッドデッキの施工事例3選
実際にウッドデッキを導入する際、どのような仕上がりになるのか気になる方も多いのではないでしょうか。ここでは、樹脂木材ウッドデッキを使用した3つの施工事例をご紹介します。それぞれ異なるシチュエーションで施工されており、設置後のイメージを掴むのに役立ちます。
1.海が見える家のウッドデッキ(塩害に強い施工)
徳島県の住宅に施工された、塩害対策を考慮したウッドデッキです。鉄骨を基礎にしてデッキを設置し、カーポートの屋根としての役割も兼ねています。海沿いの環境では腐食しやすい材木を選ぶとメンテナンスが気がかりですが、樹脂木材ならメンテナンス不要で長持ちします。

2.ベランダを活用したテラスデッキ(ナチュラルな仕上がり)
大阪府の住宅で、広いベランダをリビングとつながるテラスデッキに改装した事例です。使用したのは、木目加工が施された無垢デッキ材で、ナチュラルな雰囲気を演出しています。特に、木口をあえて見せるデザインにすることで、天然木のような仕上がりを実現しました。

3.屋上に設置したすのこ型ウッドデッキ(人工芝との組み合わせ)
屋上の広々としたスペースを、より快適に使えるよう低床のすのこ状デッキに施工した事例です。ライトブラウンの樹脂木材を使用し、人工芝との相性も抜群。屋上に設置することで、プライベート空間を確保しつつ、おしゃれなガーデンスペースとしても活用できるようになりました。

アートウッドでは、他にも人工木材Eee-Wood製のウッドデッキ施工事例を多数ご紹介しています。公共施設や商業施設、ビルや個人のお宅などへ施工した事例もあります。エクステリアタイプを選択して検索いただけますので、ぜひご利用ください!
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樹脂木材ウッドデッキはどんな人におすすめ?
ウッドデッキを選ぶ際、「天然木と樹脂木材のどちらが良いのか?」と悩む方は多いですが、それぞれの特徴を理解すると、自分に合った選択ができます。特に、樹脂木材ウッドデッキは以下のような人におすすめ です。
1.忙しくてメンテナンスの手間をかけたくない人
天然木のウッドデッキは、定期的な塗装や防腐処理が必要ですが、樹脂木材なら水洗いだけで美観を保てるため、日々のメンテナンスがほぼ不要です。管理する方々の負担軽減に繋がることから、安全性に気をつけなくてならない幼稚園や介護施設などでも採用されています。

2. 長期間使えるウッドデッキを探している人
樹脂木材は耐久性が高く、約20年以上の寿命 があります。湿気や紫外線の影響を受けにくく、シロアリや腐食の心配も少ないため、長く使いたい方に向いています。

3. 塩害やシロアリ被害が気になる人
海沿いや湿気の多い地域では、天然木は腐食しやすく、シロアリの被害にも遭いやすいです。樹脂木材なら塩害や害虫の影響を受けにくく、長期間安心して使用 できます。
天然木には経年変化の魅力がありますが、手間をかけずに長く美しい状態を保ちたいなら、樹脂木材ウッドデッキが最適 です。

〜高床のウッドデッキの柱には〜
強度の高いアルミなどの構造材を使用する場合、アルミのままだと無機質な印象になりがちですが、樹脂木材の中空柱材(EWH-L100)のような化粧材を使用することでウッドデッキ全体が温かみのある印象に。
〜樹脂木材に加えて〜
目隠しフェンスやルーバーデザインを取り入れて、周囲からの視線をカットすることでデッキ空間がより快適に。
木目調のアルミ角材45角(AW4515)、70角(AW7022)は、アルミ製でありながら天然木さながらの見た目で、15年以上の耐候性を誇る商品です。天然木の約半分という軽さから、屋内では天井でも採用され、使い方の幅の広い商品です。おしゃれで強度の高い目隠しをお探しの方におすすめです!


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1本単位で販売しておりますので、ご希望のウッドデッキに合わせた数量をご購入いただけます。万が一作業の際に部材が足りなくなっても安心です。3分でできる簡単なお見積もりフォームとなっておりますので、お気軽にご活用ください。
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樹脂木材ウッドデッキの魅力と選び方
樹脂木材ウッドデッキは、天然木と比較して耐久性が高く、腐食やシロアリの被害を受けにくい点が大きな魅力です。定期的な塗装や防腐処理が不要で、基本的に水洗いだけで美観を保つことができるため、メンテナンスの手間をかけたくない人に適しています。また、近年の技術向上により、木目のデザインがよりリアルになり、天然木と見分けがつかないほどの仕上がりを実現しています。

特に、海沿いや湿気の多い地域では、塩害や腐食のリスクが少ない樹脂木材が適しており、長期間にわたって安心して使用できます。さらに、施工のしやすさも魅力の一つで、リブ付きの人工木なら専用クリップで固定することでビスが見えない美しい仕上がりが可能です。
◼︎表面にビス跡のない仕上がり

◼︎専用クリップ施工

樹脂木材は天然木同様の工具を使用できることからDIYでの施工にも向いており、初心者でも扱いやすい素材といえるでしょう。初めてDIYにチャレンジする方には床板・幕板・柱を高品質なEee-Woodで揃えることのできるウッドデッキセットという選択肢も。
一から資材を集めるという手間も省けるのでおすすめです。
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一方で、天然木の経年変化を楽しみたい人には物足りないかもしれません。しかし、美観を長く維持しつつ、耐久性と実用性を重視するなら、樹脂木材ウッドデッキは非常に優れた選択肢です。ウッドデッキは屋外の生活空間を快適にする重要な要素の一つです。自分のライフスタイルや住環境に合わせて最適な素材を選び、理想のウッドデッキを作りましょう。

ウッドデッキ選びでは、それぞれの特徴を理解し、自分のライフスタイルや価値観に合った素材を選ぶことが重要です。特に「腐らず長持ちする素材がいい」「手間をかけたくない」「環境に優しい製品を選びたい」と考える方には、樹脂木をおすすめします。この記事が選び方の参考になり、理想の庭やテラス作りのお手伝いとなれば幸いです。
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この記事を監修した人
一級建築士事務所サーロジック株式会社 高尾 裕稔
アートウッドの人工木材「Eee-Wood」は耐久性・耐候性ともに優れており、ササクレなどもできにくいため、小さなお子様やペットがいるご家庭でも安心です。ぜひ住宅の外構工事やリフォームをご検討の方は、品質の高い人工木材「Eee-Wood」をご利用ください!
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