人工木材を使用したウッドデッキを作りたいけど、作り方が分からない、道具は何が必要なのか、
どんな部材を選んだらいいのか、何か特殊なことがが多く大変そう…など様々な考えを
お持ちの方がいらっしゃるのではないでしょうか。
人工木のウッドデッキは1度作るとその後のメンテナンスも必要なく、長く綺麗にご使用いただけます。
ここでは人工木材を使用したウッドデッキの基礎・根太作りから床板の張り方等基本的なことから
ご紹介します。
ウッドデッキの構造
基礎石・・・束石とも呼ばれます。ウッドデッキ全体を支えている基礎になります。
束材・・・基礎石の上にのせ、根太材と床材を支える柱
根太材・・・束材の上に取り付け床材を支える役割
幕板・・・ウッドデッキの基礎部分(根太材と束材の接合部分等)を隠すために
取り付けます。
床材と同じ高さに取り付け床材の断面を隠す構造と床材の下に潜らせる構造があります。
床材・・・根太の上にのせるウッドデッキの床面となる部分
ウッドデッキの張り方
ウッドデッキの張り方には大きく分けて2種類あります。
間口に対して垂直に張っていく「縦張り」と間口に対して平行に張っていく「横張り」です。
縦張り
縦張りのウッドデッキは窓から見たときに縦に伸びるように床板が貼られているので、空間が
広くなったように感じます。
横張り
横張りのウッドデッキは家の中のフローリングと平行に板材が並ぶことになるので、
部屋とウッドデッキが一体的に仕上がります。
また、横張りは横に並べていけばウッドデッキの床面積をどんどん増やせるので、
大きさの調整がしやすいです。ウッドデッキが特殊な形をしていなければ、
同じ長さで作るので施工手順も簡単です。
さらにウッドデッキの床板を張る際、あまりカットをせずに張ることができるので
材料のロスが少なくなり効率的に施工できます。
ウッドデッキの作成前に用意するもの
人工木材でウッドデッキを作る際は天然木と同様の工具・金物類がご使用いただけます。
下記道具を参考に必要なものをご用意ください。
■人工木材、ビス、クリップ等
■計測器(指金、レーザー墨出し器、水平器、コンベックス、スコヤ等)
■工具(カッター、マイナスドライバー、プラスドライバー、モンキーレンチ、スパナ、のこぎり)
■電動工具(電動ドリル※インパクトドライバー除く、ベビーサンダー、丸のこ、高速カッター、卓上スライドのこぎり等)
■その他(ホルソー、ボックスレンチ、木工ドリルビット、皿穴加工ビット、墨壺、チョークライン等)
ウッドデッキの施工手順
ウッドデッキの床下を施工する
ウッドデッキの床下に当たる場所に防草シートや砂利を敷き、土間コンクリートの打設など
床下の施工を行います。また、ウッドデッキの柱に該当する束柱の設置や、束石と呼ばれる
土台の石の設置を行います。束石や束柱はウッドデッキを水平に設置するためにも大切な部材です。
全体に歪みが生じないように計測しながら設置してください。
ウッドデッキの束材・根太材を設置する
床下の施工と束石の設置が出来たらウッドデッキの部材を設置していきます。
束材を地中に埋め込まない場合は、束材の上に水平に設置する根太材の部分を先にビス止めし、
水平に設置できることを確認してから最後に束柱をビスで固定します。
※根太材の間隔は芯々400mm以内、束材の間隔は芯々1000mm以内でご施工下さい。
※ビス固定には必ず下穴が必要です。
下穴の大きさは柱の場合ビスの径より-0.5mm程度(深さビスの固定分)、
板材の場合ビスの径より0~+1mm程度が目安です。
(固定トルクは20段階中3~10程度、締めすぎによる穴の破損注意)
ウッドデッキの床材を張る
束材、根太材の部分が完成したら、いよいよ床材を張っていきます。
根太の上に床材を張ります。
根太は束芯から150mm以下程張り出すように床を張るとウッドデッキ全体の
見栄えが良くなります。
また、150mmを超えてはみ出した床材があっても気にせずそのまま全部張ります。
全部張り終えたら、規格外のサイズ部分や形状に沿ってカッティングをしながら作業を
進めていきます。
※デッキ材は長手方向の突合せ面は目地間隔8mm以上、
短手方向に目地間隔5mm以上開けてご施工ください。
(既存の壁面や柱等、固定物とのクリアランスも同様に必要です。)
ウッドデッキのカバー材の取り付け
最後に幕板や中空材であれば中空材専用カバーキャップの取り付けなどを行い完成です。
※幕板材は根太に直接ビス固定をしてください。
これでウッドデッキが完成です。
人工木ウッドデッキの作り方を動画でチェック!
5.人工木ウッドデッキのお手入れについて
人工木材でウッドデッキを作った後はより美しく綺麗な状態を保つために定期的なお手入れを
お願いいたします。人工木材は高耐久が魅力の一つですが、汚れの付着はするので
定期的な清掃(ほうきがけや水洗い)は必要です。
ウッドデッキの汚れが水だけで落ちにくい場合は、中性洗剤や高圧洗浄機等を使用してください。
また、樹脂に染み込んだ汚れはウッドデッキ表面をサンドペーパーで表面を削ることも可能です。
その他のウッドデッキの定期的なメンテナンス(防腐処理、色塗装)等は必要ありません。
ウッドデッキのお手入れ方法
①ウッドデッキの表面をホウキなどで簡単に掃いて下さい。
(表面に小石や砂が残っているとキズの原因となるのでご注意ください。)
②雑巾、デッキブラシなどで床材の長手方向に沿って水洗いをしてください。
③乾いたぞうきんでウッドデッキについた水を拭き取って下さい。
万が一ウッドデッキ表面に雨染みや泥水などの汚れがあり、水洗いで落とせない場合は、
台所用の中性洗剤を薄めて上記の②の工程で使っていただくと汚れが落ちやすくなります。
人工木材の保管方法
人工木材は木粉と樹脂の特性を合わせ持っています。
商品の特性上、熱による伸縮や軟化がありますので、施工するまでの取り扱いにおきましては
下記のご徹底をお願いします。
保管・運搬を誤ると使用に堪えない変形や破損が生じる恐れがります。
・必ず日の当たらない平滑な面にねかせるか直角に立て掛けてください。
・桟木等にまたがらせての保管はおやめください。
・斜めに立て掛けるのはおやめください。
・直接太陽光の当たる場所での保管はお止めください。
・商品の上に、違う物を乗せるのはお止めください。
・現場での一時保管の場合シートをかぶせるのはお止めください。(内部が高温になります。)
ウッドデッキの人工木材にはEee-Woodを!
人工木材は「腐り」「極端な色落ち」「ササクレ」「トゲ」ができない、高耐久・高耐侯素材です。
また、天然木のウッドデッキで作ると必ず必要になってくるメンテナンスも必要がありません。
これは素材に高密度ポリエチレン(プラスチック)を含んでいるからです。
多くの人工木材はこの高密度ポリエチレンを含んでいることで耐久性等はあっても
どうしてもウッドデッキの見た目はもちろん質感等がプラスチック感があるものになりがちです。
しかし、Eee-Woodは純度100%の高級天然木粉50%を含むことにより、見た目はもちろん
質感までが天然木の様です。
製造の際の素材にこだわったからこそできた、まさに天然木の様な人工木材です!
もちろんウッドデッキを加工する際に使用できる工具・金具類も天然木と同様のものが使用できます。
見た目や加工方法は天然木、耐久性、耐候性は人工木材のEee-Woodで作るウッドデッキは、
長い期間手間暇かけずとも美しい状態を維持します。
ウッドデッキのお見積りはもちろん、手触りが気になる方はまずは無料サンプルをご請求ください。