「外構に塀をつけたいけれど、どんな素材が良いのか分からない…」
そんな悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。実際、塀は家の印象を左右する重要な要素であり、防犯やプライバシー確保などの実用性も求められます。だからこそ、選び方を間違えると見た目も使い勝手も後悔する結果につながりやすいのです。

最近では、木の温かみを感じられる塀が人気ですが、「天然木と人工木材、どちらがいいの?」という疑問は尽きません。耐久性やメンテナンス、そしてコストの違いを知っておくことで、あなたの家にぴったりな塀を選べるようになります。
この記事では、外構に塀を設ける目的から始まり、天然木と人工木材の違いを徹底比較しながら、後悔しないためのポイントを分かりやすく解説していきます。

【今回の記事のポイント】
- 自宅のデザインや目的に合った塀のイメージがつかめる
- 素材ごとの長所・短所を把握し、後悔のない選択ができる
- メンテナンスコストや耐久性の違いを理解できる
初稿:2025/8/21
《目次》
- 外構に塀を設ける意味とその効果とは
- 外構 塀の主な種類と特徴を徹底比較!
- 素材別に比較!後悔しない塀選びガイド
- 人工木材を使った塀の実例をご紹介
- オススメの人工木フェンス材をチェック!
- まとめ:外構塀の正しい選び方とは?

外構に塀を設ける意味とその効果とは
外構に塀を設けることには、いくつもの明確な目的があります。例えば、目隠しによるプライバシーの確保、防犯性の向上、さらには外観の美観性の向上などが挙げられます。塀は単なる境界ではなく、住まいの価値を引き立てる重要な要素の一つです。また、敷地を明確に区切ることによって、近隣トラブルの防止にもつながります。機能性とデザイン性を両立させることで、より快適で安心できる暮らしを実現することができます。

外構に塀をつけるとどんなメリットがある?
外構に塀を設置する最大のメリットは、周囲の視線を遮り、生活空間にプライバシーを確保できる点です。庭やテラスでくつろぐ際に外からの視線を気にすることなく、安心して過ごすことができます。
また、防犯性の向上にもつながります。塀によって敷地の境界が明確になることで、不審者の侵入を抑止する効果が期待できます。特に背の高い塀や、見通しの悪い塀は防犯意識の高い住まいとして評価されやすくなります。

加えて、風よけや騒音対策といった機能性の面でも塀は有効です。通行量の多い道路に面した住まいでは、外部からの視覚的・聴覚的ストレスを軽減することができるため、居住性の向上に貢献します。
このように、塀は見た目の印象だけでなく、実用面でも多くの価値を持つ外構要素といえます。
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塀がある家とない家、印象はどう変わる?
塀の有無は、住まい全体の印象に大きな影響を与えます。塀のある住まいは、空間にまとまりが生まれ、落ち着きのある高級感や重厚感を演出できます。特にデザイン性の高い塀を取り入れることで、建物の外観と調和し、街並みの中でも洗練された印象を持たれることが多くなります。

一方で、塀のない住まいは開放感がある反面、外からの視線を遮るものがなく、生活感が露出しやすくなります。また、敷地の境界があいまいになることで、見知らぬ人が無意識に敷地内へ足を踏み入れてしまうケースもあるため、防犯性の観点でもやや不安が残ります。
外構は建物の“顔”となる部分です。その中でも塀は、住まいの印象を決定づける要素のひとつとして、慎重に選ぶことが重要です。
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外構 塀の主な種類と特徴を徹底比較!
外構に用いられる塀の素材にはさまざまな種類がありますが、特に人気が高いのが「天然木」と「人工木材(樹脂木)」です。どちらも木の風合いを生かしたデザイン性が魅力ですが、耐久性やメンテナンス性、コスト面などにおいては大きな違いがあります。
この章では、それぞれの素材の特徴を正しく理解し、後悔のない選択をしていただくために、天然木と人工木材の長所・短所を比較して解説します。

天然木塀の魅力とデメリットを正直に語る
天然木塀は、自然な質感と美しい木目が大きな魅力です。時間とともに色合いが変化する経年変化も楽しみの一つで、ナチュラルな雰囲気を重視する方には根強い人気があります。また、木の温もりを感じさせる外構デザインは、住まい全体に柔らかさと温かみを与えます。

一方で、天然木には明確なデメリットも存在します。最大の課題は「メンテナンスの手間」です。風雨や紫外線の影響を受けやすく、放置すれば劣化が進み、塗装の剥がれ・腐食・ささくれなどが発生します。定期的な塗装や防腐処理が欠かせず、長期的にはコストがかさむ点にも注意が必要です。
また、湿気の多い地域ではシロアリなどの害虫被害も懸念されます。施工後数年で交換を検討せざるを得ないケースもあるため、見た目の美しさだけで選ぶのは危険です。

人工木材塀のメリットと注意点をチェック
人工木材(樹脂木)を使った塀は、天然木のような見た目を保ちながら、高い耐久性とメンテナンスフリー性を両立させた優れた建材です。主に木粉と樹脂を混ぜて成形されており、腐食・ささくれ・色あせに強く、長期間美観を保つことができます。
特に、日当たりや風雨の影響を強く受ける場所では、人工木材の耐候性が真価を発揮します。また、塗装が不要で、汚れも水洗いで落とせるため、維持管理の負担がほとんどかかりません。トータルコストを抑えつつ、美しさと機能性を長く維持できるのが最大のメリットです。

ただし、完全な無欠点というわけではありません。例えば、天然木ほどの「本物感」は感じにくい場合があり、質感や触感にこだわる方には物足りなさを覚えることもあります。また、製品によって色調や木目の表現力に差があるため、サンプル確認や実例を見て選ぶことが重要です。
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天然木と人工木材、どっちを選ぶ?
天然木と人工木材、それぞれにメリットとデメリットがあるため、どちらが優れているかは一概に言えません。重要なのは、「どのような目的で塀を設けたいか」と「どれだけメンテナンスに手をかけられるか」という視点です。
たとえば、「自然な風合いを重視したい」「DIYで塀を作りたい」という方には天然木が適しています。一方、「長く使いたい」「手間をかけずに美観を保ちたい」という方には人工木材が圧倒的におすすめです。

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素材別に比較!後悔しない塀選びガイド
外構塀を選ぶうえで最も重要なポイントは、「何を重視するか」を明確にすることです。見た目の美しさ、耐久性、費用、手入れのしやすさなど、求める条件によって最適な素材は異なります。天然木・人工木材に限らず、それぞれの素材には特有のメリットとデメリットが存在し、どちらが正解かは住まいの環境やライフスタイルによって変わります。ここでは、主要な評価軸に沿って素材ごとの特徴を比較し、後悔しない選び方のポイントを整理していきます。

素材ごとのメリット・デメリットとは?
外構塀に使用される代表的な素材には、天然木、人工木材、アルミ、コンクリート、ブロックなどがあります。それぞれの素材には明確な特性があり、メリットとデメリットがはっきりしています。
たとえば、天然木は自然な風合いや質感に優れ、ナチュラルテイストの外構にぴったりです。ただし、耐久性は低く、経年による劣化や腐食、虫害のリスクがあります。こまめなメンテナンスが前提となるため、管理の手間が気になる方には不向きかもしれません。

一方、人工木材はメンテナンス性と耐久性に優れ、天然木の見た目を再現しつつ長期間美観を保つことができます。防腐・防虫処理も不要で、非常に扱いやすい素材です。ただし、製品によって質感にばらつきがある点や、初期費用がやや高めになる点には注意が必要です。

アルミフェンスやブロック塀は機能性に優れ、現代的な外観を演出できますが、温かみには欠けることが多く、住宅のテイストによっては硬い印象を与えることもあります。
素材を選ぶ際には、見た目の好みだけでなく、生活スタイルや環境条件を踏まえた総合的な判断が必要です。

メンテナンス性や耐久性で選ぶなら?
外構塀は一度設置すれば、10年〜20年以上使用するケースが多く、素材選びにおいて耐久性とメンテナンス性は非常に重要な評価軸となります。
耐久性を重視する場合は、人工木材・アルミ・コンクリートなどの素材が優位です。これらは湿気や紫外線、気温差に強く、長期間にわたって劣化が少ないのが特徴です。人工木材は木粉を含む構造ながらも、樹脂の配合によって腐敗や変色のリスクを抑えています。

メンテナンス性を考えると、人工木材は非常に優れた選択肢です。塗装や防腐処理は不要で、汚れが付いても水洗い程度で十分対応できます。日々の手入れの負担が少ないため、共働き世帯や高齢のご家庭にも適しています。
これに対して天然木は、気候の影響を強く受ける素材であり、長く美観を保つには定期的なメンテナンスが欠かせません。年に1〜2回の塗装、防腐剤の塗布が推奨されており、手間と費用の両面で負担が大きくなります。
結果として、「手間をかけずに長く使いたい」という方には、人工木材をはじめとする耐候性の高い素材が最適です。

コスト・デザイン性で選ぶなら?
コストとデザイン性は、塀選びにおいて多くの人が気にするポイントです。ただし、初期費用だけで判断するのではなく、「10年後の姿」まで見据えて選ぶことが大切です。
コスト面では、ブロック塀や天然木塀が比較的安価に導入できます。特に天然木はホームセンターでも入手しやすく、DIYにも適しているため、施工費を抑えたい方には選ばれやすい素材です。しかし、維持費や交換費用まで含めると、結果的に高くつく場合も少なくありません。

人工木材は初期コストはやや高めですが、長期的に見るとランニングコストがほとんどかかりません。再塗装も不要で、施工後はほとんど手をかけずに美観を維持できます。結果として、トータルで見れば経済的という評価を受けています。
デザイン性に関しては、天然木の質感は他素材にはない魅力がありますが、人工木材も年々進化しており、木目の再現度が非常に高くなっています。カラーや形状のバリエーションも豊富で、住宅の外観デザインに合わせて柔軟に対応可能です。
初期費用だけにとらわれず、将来の維持管理まで視野に入れた判断が、満足度の高い選択につながります。

人工木材を使った塀の実例のご紹介
実際に人工木材を使用した塀が、どのような場面で活用されているのかを知ることは、素材選びの参考になります。ここではアートウッドの施工事例から、特に「プライバシー確保」や「防犯対策」に効果的な事例を紹介します。人工木材ならではの自然な外観と高い機能性を実感いただけるはずです。

プライバシー対策に最適な目隠し塀
隣家との距離が近い住宅や、通行人の視線が気になる立地においては、目隠し塀の設置が有効です。人工木材のフェンスは、板の幅や隙間を調整することで、視線を完全に遮ることも、程よく抜け感を出すことも可能です。

こちらの事例では、板の目地間隔は10㎜程とし、隣家からの視線をしっかり遮断。目地を狭めにとることで、夜間でも、外から見てもしっかりと目隠しできているのでデッキで夕涼みなど楽しめそうです。
またモダンブラックの落ち着いた色味が建物と調和し、機能性だけでなくデザイン性も兼ね備えた目隠し塀に仕上がっています。

防犯性を高めた人工木フェンス
防犯を意識した塀づくりでは、「登れない構造」と「死角を減らす設計」が重要です。アートウッドの人工木フェンスは、板間隔を狭めた密な構造にすることで、外部からの侵入抑止に効果を発揮します。

こちらの施工事例は高さ2.5m・密度の高い横張りフェンスで、外部からの視線をしっかり遮りながらも、内側からの見通しは保たれており、防犯と安心感の両立が実現されています。さらに、人工木材の特性により、角や表面がささくれにくく、施工後の安全性にも優れています。
塀のデザインを変えるだけで、防犯意識が高い家という印象を与えることができるため、防犯面を重視する方にとっても人工木材は最適な選択肢といえるでしょう。

この他にもアートウッドのではアイディア満載の施工事例を豊富に公開しております。設置場所やエクステリアのカテゴリ別に検索いただけますので外構のイメージ作りにお役立てください!

オススメの人工木フェンス材をチェック!
人工木材を選ぶ際に気になるのは、「見た目」と「品質」、そして「価格」のバランスです。アートウッドが取り扱う人工木フェンス材(EWH-B100)は、これらの要素を高い次元で両立しており、多くの住宅に採用されています。
ここでは、実際の製品の特長を掘り下げ、外構計画に役立つポイントをご紹介します。

高品質なのにコストパフォーマンス◎
EWH-B100は、耐久性・加工性・意匠性を兼ね備えた人工木フェンス材です。素材には天然木粉と樹脂(高密度ポリエチレン)がバランスよく配合されており、紫外線・雨・湿気などの外的要因に強く、長期間の使用に耐えられる設計になっています。

特筆すべきは、施工性の良さです。ボードの厚みや幅が標準化されており、設置時の調整がしやすく、施工コストを抑えやすい点もポイント。また無垢の人工木材なので中も均一に作られており木口処理の必要がありません。設計自由度が高く天然木同様の加工ができ、断面がとても綺麗なウッドフェンスに仕上がります。
そして天然木に比べて定期的な塗装や防腐処理が不要であることから、導入後の維持コストが大幅に軽減されます。初期投資に対して、長期的なランニングコストの少なさが、コストパフォーマンスを高めている理由です。

本物そっくりの木目と落ち着いた色味
EWH-B100のもうひとつの大きな魅力は、リアルな木目模様と上品なカラーリングにあります。人工木材でありながら、表面に施された独自の木目加工により、天然木に近い質感と温かみを表現しています。
カラーは3色で、シックなブラックカラーから、柔らかいナチュラルカラーまで、住宅の外観デザインに合わせて選べるのも魅力です。特に近年は、外壁のトーンと統一感を持たせた塀づくりが重視されており、そのニーズにも十分対応可能な製品となっています。
◼︎モダンブラック

◼︎ライトブラウン

◼︎ナチュラル

表面は、木の風合いに近い柾目調と、木肌感ある木目無地のリバーシブル加工です。ウッドフェンスの設置場所に合わせてお選びください。どちらの面も仕上がりがなめらかで、ささくれやトゲの心配もなく、お子様やペットがいる家庭でも安心して使用できます。美しさと安全性を両立したフェンス材として、外構リフォームだけでなく、新築住宅にも採用しやすい製品です。


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まとめ:外構塀の正しい選び方とは?
今回の記事では、外構に塀を設ける意味から始まり、特に人気のある「天然木」と「人工木材」の違いについて詳しく解説しました。
それぞれの素材には特徴があり、見た目の美しさ、耐久性、メンテナンス性、コスト面など、重視するポイントによって適した選択は異なります。
人工木材は、美観と実用性を兼ね備えた現代の外構にぴったりの素材です。施工事例や製品情報を通じて、実際のイメージも深まったのではないでしょうか。
理想の塀を選ぶことは、住まいの価値と快適さを高める重要なステップです。
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この記事を監修した人
一級建築士事務所サーロジック株式会社 高尾 裕稔
アートウッドの人工木材「Eee-Wood」は耐久性・耐候性ともに優れており、ササクレなどもできにくいため、小さなお子様やペットがいるご家庭でも安心です。ぜひ住宅の外構工事やリフォームをご検討の方は、品質の高い人工木材「Eee-Wood」をご利用ください!
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