ホテルのテラス・外構に人工木材が選ばれる理由
「客室テラスの木部が傷んできたけれど、直すとなるとその客室を止めなければならない」「エントランスのフェンスだけ色が抜けてしまって、写真の見栄えが悪い」——ホテルの施設管理ご担当者様や支配人様、改修を任される設計事務所・ゼネコン・内装業者の方から、こうしたご相談をいただく機会が増えています。
屋外で使う天然木は、美観と強度を保とうとするとおおむね2〜3年ごとの再塗装が必要になります。客室数の多いホテルでは、客室テラス・バルコニー・屋上テラス・レストランのテラス席を合計すると、木部の面積が数百平方メートル規模になることも珍しくありません。そのたびに足場や養生を組み、該当フロアの客室販売を止めるかどうかの判断を迫られます。売上を止めずに先延ばしにするか、きれいな状態を優先して止めるか——どちらを選んでも痛みが残る。正直しんどいですよね。

本記事では、そんなホテルの外構・テラスまわりでよくあるお悩みを踏まえたうえで、腐らない・塗装不要・メンテナンスフリーの人工木材「Eee-Wood」がなぜ選ばれているのかを、施設管理者・オーナー様の運営目線と設計事務所・施工会社様の設計施工目線の両方から解説します。
実際の施工事例もあわせてご紹介します。

<この記事のポイント>
- ホテルのテラス・外構に人工木材が選ばれる3つの理由が具体的にわかる
- 実際の宿泊施設でのウッドフェンス施工事例がわかる
- 夏場の表面温度や防火の考え方など、正直に知っておきたい注意点がわかる
初稿:2026/9/16
<目次>

ホテルに人工木材「Eee-Wood」が選ばれる3つの理由
ホテルの外構・テラスに使う素材を選ぶとき、判断材料になるのは「見た目」だけではありません。これから何年運営し、そのあいだに何回手を入れる必要があるのかという運営側の視点と、宿泊客に一切の不快な体験をさせないという安全側の視点が、必ずセットで問われます。ここでは、その両方に効く3つの理由を整理します。
その1.大規模でも再塗装・張り替えが不要——維持管理コストと「営業を止める改修」を減らせる

屋外の天然木は、塗膜が切れたところから急速に色が抜け、割れ・反り・木口の傷みが出はじめます。美観と安全を保つには、2〜3年ごとの再塗装や、傷んだ板の部分交換が必要になり、使用条件によっては10年前後を目安に張り替えを検討することになるケースも多く見られます。こうした作業が、施設が存在する限り繰り返し発生します。ホテルの場合、この負担は材料費と工賃だけでは終わりません。
客室テラスを塗り直すには、その客室を販売停止にするか、宿泊客のいない限られた時間帯だけで作業を進める必要があります。屋上テラスやレストランのテラス席であれば、工期のあいだは席数やイベント開催の機会そのものが失われます。塗料のにおいが残る期間も含めれば、実際に止まる日数は工期より長くなることもあります。「工事費」よりも「止めているあいだの機会損失」のほうが大きい——ホテルの改修でよくうかがうお話です。
人工木材のEee-Woodなら塗装・防腐処理が一切不要で、この繰り返しの工事を長期修繕計画から外して考えられます。日常のお手入れは、砂埃を掃き出して水で流す、汚れた部分を中性洗剤で洗うといった清掃レベルで済むケースが多く、既存の清掃スタッフの通常業務の延長で対応できます。「専門業者を手配して、客室を止めて、養生して」という段取りが発生しないことが、運営側にとっては最も大きな違いになります。
「初期費用は天然木より高いのでは?」と感じられる場合があります。実際、材料単価だけを比較するとEee-Woodのほうが高くなることが多いです。ただし天然木側には、塗装・部分交換・張り替えの費用が周期的に積み上がり、そこに毎回足場・養生・客室ダウンによる逸失売上が乗ります。保有期間の長いホテルほど、10年・15年というスパンで見たときに総額が逆転するケースが多く見られます。
実際の差は、面積・使用状況・改修時の稼働率によって大きく変わります。具体的な見積りでご確認ください。図面や数量表をお送りいただければ、材料の拾い出しの段階からご相談いただけます。
その2.エントランスから客室テラスまで素材を統一でき、ブランドの世界観を長く保てる

ホテルにとって外構やテラスは、単なる床や囲いではなくブランドの第一印象をつくる面です。車寄せから見上げたファサード、エントランスまわりの植栽と木の質感、客室の窓を開けた瞬間に目に入るテラスの床——そのすべてが「このホテルはどういう場所か」を無言で伝えています。
Eee-Woodはデッキ材・柱材・無垢ボード材・フェンス材・ルーバー材まで同じカラーで揃えられるため、エントランスのファサード、駐車場側の目隠しフェンス、屋上テラスの床、プールサイドのサンデッキ、客室テラスの腰壁まで、素材と色調を一本の線で通して設計できます。部位ごとに違うメーカー・違う樹種を組み合わせる必要がありません。
天然木で統一したときに起こりやすいのが、場所ごとの「褪色の進み方の差」です。一日中日射を受ける屋上と、庇に守られた客室テラスでは、同じ材料・同じ塗装で施工しても数年後には別の色に見えてきます。結果として、竣工時に意図した統一感が、運営が進むほど崩れていきます。Eee-Woodは木粉と樹脂を主原料とする均質な素材のため、場所ごとの見え方の差が大きくばらつきにくく、竣工時の世界観を保ちやすい素材です。
この「見え方が変わりにくい」という性質は、集客の面でも効いてきます。公式サイトや宿泊予約サイトに掲載する写真は、一度撮影すると数年使い続けるのが一般的です。木部の色抜けやささくれが進んでしまうと、撮り直しが必要になるだけでなく、「掲載写真と実物が違う」というギャップが口コミにつながることもあります。長く同じ表情を保てる素材は、そのまま写真資産の寿命にも直結します。
また、喫煙スペースの囲い、テラス席の間仕切り、屋外ソファまわりのウッドデッキなど、開業後に追加・増設される要素は必ず出てきます。同じラインナップから同じ色で追加できるため、増設のたびに雰囲気がちぐはぐになる——という事態を避けられます。
その3.腐食・シロアリ・ささくれが起きにくく、宿泊客の安全とクレームリスクを下げられる

宿泊施設の木部でもっとも避けたいのは、宿泊客のけがです。天然木は経年でどうしてもささくれが立ちやすく、屋外でも素足・サンダル・小さなお子様の手が触れる場所では、リスクをゼロにしきれません。客室テラスの手すりや腰壁に手をついた瞬間にささくれが指に刺さる——実際に起これば、その場の対応だけでなく口コミ評価にも長く残ります。
Eee-Woodは木粉と樹脂を混ぜ合わせて成形した均質な素材で、天然木のように繊維方向へ裂けてささくれが立つことが起きにくい構造です。手で触れる手すり・腰壁・ベンチまわりなど、宿泊客の肌が直接触れる部位から優先的に置き換える、という進め方をされるケースもあります。
腐食とシロアリの心配がないことも、施設管理の立場では見逃せません。デッキの下地や束柱が湿気で傷むと、表面からは判断しにくいまま強度が落ちていきます。プールサイド、大浴場まわりの通路、植栽やスプリンクラーに近い外構、雨がかりの多い低層階テラスなど、常に濡れる条件の場所ほど進行が早いのが天然木の難しさです。Eee-Woodは吸水しても腐らず、シロアリの食害も受けないため、点検のたびに「見えない部分の劣化」を心配する負担が小さくなります。
清掃のしやすさも、クレームの芽を減らすポイントです。飲食を伴うテラス席では、油やドリンクのこぼれが床に落ちます。天然木は塗膜が切れた部分からシミが入り込み、落としきれなくなることがありますが、Eee-Woodは表面が均質なため、水拭きやデッキブラシでの清掃で対応できるケースが多く見られます。
もちろん、雨に濡れれば滑りやすくなるのはどの床材でも共通です。宿泊客の主要動線には屋外用マットを敷く、段差部分に注意喚起のサインを設ける、といった運用面の対策とセットでご検討ください。
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導入事例(ホテル)
宿泊施設のウッドフェンス(佐賀県佐賀市・某ホテル様)

佐賀県佐賀市の某ホテル様の外構に、人工木フェンスを採用いただいた事例です。もともとの外構は低めのつくりで、敷地の外から内側の様子が見通しやすい状態でした。宿泊客のプライバシー保護とセキュリティの観点から、既存の外構にウッドフェンスを追加するかたちでリフォームされています。
使用材料は人工木フェンス材 EWH-B100です。フェンスの面材として使われる人工木材で、腐食や再塗装の心配がなく、屋外で長期間そのまま使い続けられます。ホテルの外構は道路側から常に見える面でもあるため、年数が経っても色抜けや塗装の剥がれが目立ちにくい素材が向いています。
この事例のポイントは、既存の塀や外構を壊さずに追加工事ができたことです。ホテルの外構改修は、敷地全体をつくり直すとなると工期も費用も一気に大きくなり、工事期間中の車寄せや駐車場の運用にも影響します。必要な範囲にフェンスを足す方法であれば、影響範囲を絞って進められます。なお、この事例では施工をご依頼主様がお一人で実施されています。
仕上がりとしては、ナチュラルな雰囲気だった外構に、シックな色合いのウッドフェンスが加わったことで全体が引き締まり、重厚感が増しました。植栽の緑と人工木材の落ち着いた色調は相性がよく、視線を遮りながらも圧迫感を与えない仕上がりになっています。機能(目隠し・セキュリティ)と外観の格上げを同時に満たせるのが、外構フェンスという部位の面白いところです。
注意点もお伝えしておきます。フェンスは風を受ける面になるため、支柱のピッチや基礎の納まりは、設置場所の条件に合わせた検討が必要です。また人工木材は気温変化でわずかに伸縮するため、施工時には板と板の目地・端部に適切なクリアランス(隙間)を確保します。台風の多い地域や海沿いのリゾート立地では、風荷重を踏まえた仕様を個別にご相談ください。
この事例の詳細は、施工事例ページでもご覧いただけます。
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商品詳細|人工木材「Eee-Wood」とは?
人工木材「Eee-Wood」は、木粉と樹脂を混ぜ合わせて成形した、腐らない・塗装不要・メンテナンスフリーの外構材です。おかげさまで売上本数78万本を突破しました。
天然木の質感を再現しながら、天然木の弱点である腐食・シロアリ・ささくれ・再塗装の手間を解消します。ホテルのように「長期間、多くの人の目と手に触れ続ける」建物ほど、この差が運営コストと評価の両方に効いてきます。
Eee-Woodの基本仕様

Eee-Woodは腐食やシロアリの心配がなく、経年でもささくれが出にくいのが特長です。天然木との違いを、ホテルの運営目線で整理すると次のようになります。
- 再塗装:天然木は2〜3年ごとに必要/Eee-Woodは不要
- 腐食・シロアリ:天然木は起こりうる/Eee-Woodは起こらない
- ささくれ:天然木は経年で発生しやすい/Eee-Woodは出にくい
- 初期費用:天然木には安価な樹種もある/Eee-Woodはやや高め
- トータルコスト:天然木は塗装・張り替えが継続発生/Eee-Woodは長期では優位になるケースが多い
- 夏場の表面温度:天然木は上がりにくい/Eee-Woodは上がりやすい(対策推奨)
人工木材は樹脂を含むため、天然木に比べて夏場の直射日光下では表面温度が上がりやすい性質があります。ホテルではプールサイドや屋上テラスなど、宿泊客が素足やサンダルで歩く場所があるため、この点は必ず織り込んでおきたいポイントです。パラソル・オーニング・シェードの併用、動線部分への屋外用マットの敷設、明るめカラーの選択、清掃時の打ち水といった対策とセットでのご検討をおすすめします。
また、気温変化でわずかに伸縮する性質があるため、施工時には板と板の目地・端部に適切なクリアランス(隙間)を確保することも大切です。大面積のテラスを一面で張る場合は、割付けと見切りの位置をあらかじめ計画しておくと、経年での納まりが安定します。
豊富なラインナップ

中空デッキ材・無垢柱材・無垢ボード材・フェンス材・ルーバー材など、ホテルの各部位の用途に合わせて選べるラインナップを揃えています。屋上テラスやレストランテラスの床にはデッキ材、目隠しフェンスにはフェンス材、ファサードや喫煙スペースの囲いにはルーバー材、といった使い分けが可能です。
カラーバリエーションも複数用意しており、シティホテルのモダンな内外装から、リゾートホテルのナチュラルな世界観まで、館内のインテリアやサインのトーンに合わせたコーディネートが可能です。前述のとおり全部位で同じ色を通せるため、ブランドカラーが決まっている施設ほど選びやすい素材です。
新築・大規模改修のどちらでも採用いただいています。新築であれば設計段階から割付けと下地を計画でき、改修であれば今回の事例のように既存の外構を活かしながら必要な部位だけを更新する進め方も可能です。客室単位・フロア単位で段階的に置き換え、営業への影響を分散させたいというご相談もいただきます。
数量の大きい物件では、納期や在庫状況によってスケジュールが変わる場合があります。改修時期が決まっている場合は、早めにご相談いただけると計画が立てやすくなります。
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よくあるご質問

Q. 営業しながら施工できますか?
A. 部位と工法によります。フェンスや目隠しルーバーのように既存外構へ追加する工事、屋上テラスの置き敷きなど、区画を区切って進められる部位であれば、営業を続けながら段階的に施工されるケースが多く見られます。一方、客室テラスの床を下地から全面更新する場合は、その客室を一時的に止める必要が出ます。フロア単位・棟単位での順番や、繁忙期を外した工程の組み方も含めてご相談ください。
Q. 防火・不燃の基準は満たせますか?
A. 人工木材は木粉と樹脂を主原料とするため、不燃材料ではありません。防火地域・準防火地域での外壁まわりや、内装制限のかかる部位では使用可否の確認が必要です。屋外のテラス床・外構フェンス・目隠しルーバーなど、制限のかからない部位で採用されるケースが多く見られます。計画地の条件により判断が変わりますので、所轄行政庁や設計者へのご確認とあわせてお問い合わせください。
Q. 新築とリフォーム、どちらにも使えますか?
A. どちらにも対応可能です。改修の場合、既存の下地や束柱をそのまま活用できるかは、傷み具合によって変わります。とくに天然木の下地が長年使われている場合は、現地確認のうえで判断することをおすすめします。
Q. 人工木材は夏場に熱くなりませんか?
A. 天然木に比べると表面温度は上がりやすい素材です。プールサイドや屋上テラスのように宿泊客が素足やサンダルで歩く場所では、パラソル・シェードの併用、明るめのカラーの選択、動線への屋外用マットの敷設、清掃時の打ち水などの対策とあわせてご検討ください。日中に直射日光が当たらない客室テラスやエントランスのフェンスなど、体が触れにくい部位から採用されるケースもあります。
Q. 実物の質感を確認できますか?
A. はい。無料サンプルをご用意しています。木目の再現度や手触りを実際にお確かめいただけます。オーナー様・設計者・運営会社など複数の関係者で確認されることが多い部材ですので、社内稟議やデザイン会議の場でもぜひご活用ください。
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人工木材「Eee-Wood」は、「再塗装のたびに客室やテラス席を止めたくない」「開業時の世界観を何年も保ちたい」といったホテルのお悩みを解決できる外構材です。
客室テラスやバルコニー、エントランスのファサード、屋上テラス、プールサイド、レストランのテラス席、目隠しフェンス、喫煙スペースの囲いまで、施設内のさまざまな部位でご採用いただいています。施設管理ご担当者様からの長期修繕計画のご相談も、設計事務所・ゼネコン・内装業者様からの仕様検討・数量拾いのご相談も承っています。
導入をご検討の方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。担当スタッフが最適なプランをご提案いたします。
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この記事を監修した人

この記事を監修した人
一級建築士事務所サーロジック株式会社 高尾 裕稔
アートウッドの人工木材「Eee-Wood」は耐久性・耐候性ともに優れており、ササクレなどもできにくいため、小さなお子様やペットがいるご家庭でも安心です。ぜひ住宅の外構工事やリフォームをご検討の方は、品質の高い人工木材「Eee-Wood」をご利用ください!
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