「プライバシーを守りながら、風通しの良い空間を作りたい」「外観のデザインにもこだわりたい」。そんなときに便利なのが アルミルーバー です。耐久性が高く、メンテナンスの手間が少ないことから、住宅や商業施設など使い方の幅が広く重宝される建材です。
しかし、アルミルーバーにも種類があり、目的に合ったものを選ばなければ思ったような効果を得られないこともあります。さらに、価格やデザイン、耐久性なども考慮する必要があります。そこで今回は、アルミルーバーの メリット・デメリット、選び方、施工事例 について詳しく解説します。
具体的な施工事例を交えながら、どのような場面で活用できるのかも紹介しますので、導入を検討している方はぜひ参考にしてください。

【今回の記事のポイント】
- アルミルーバーのメリット・デメリットを詳しく解説
- 実際に目隠しとして活用された施工事例を紹介
- 選び方のポイントや価格相場についても解説
初稿:2025/1/22
《目次》
- アルミルーバーとは?目隠しに最適な理由
- ルーバーを目隠しに使用した事例を紹介
- アルミルーバーのメリット|メンテナンスフリーで長持ち!
- アルミルーバーの選び方|失敗しないポイントとは?
- アルミルーバー目隠しのまとめ

アルミルーバーとは?目隠しに最適な理由
◼︎アルミルーバーの基本構造と特徴
アルミルーバーは、アルミ素材で作られた細長い板を一定の間隔で並べた建材 です。主に外壁やフェンスとして設置され、目隠しや日除け、風通しの確保 などの機能を持っています。
一般的に、ルーバーの角度や間隔を調整することで、視線を遮りつつ通気性を確保する ことができるため、プライバシーを守りながら開放感のある空間を作れるのが特徴です。
また、アルミ素材ならではの以下の特性があります。
- 耐久性が高い(腐食やサビに強く、屋外でも長持ちする)
- 軽量で施工しやすい(天然木に比べて扱いやすく、加工も容易)
- デザインが豊富(木目調やモダンなデザインなど、外観に合わせて選べる)
これらの特徴から、住宅や商業施設、マンションの外壁 など、さまざまな場所で活用されています。


◼︎木製ルーバーとの違い|どちらを選ぶべき?
ルーバーには、アルミ製のほかに木製のものもあります。どちらを選ぶべきか迷う方のために、両者の違いを比較してみましょう。
アルミルーバーと木製ルーバーの比較表

耐久性やメンテナンスの手間を考慮するなら、アルミルーバーが優れた選択肢 になります。一方、天然木の風合いを重視したい場合は、木製ルーバー を選ぶのも良いでしょう。

ルーバーを目隠しに使用した事例を紹介
アルミルーバーは、目隠しとしてだけでなく、デザイン性や採光の調整にも優れた効果を発揮します。ここでは、目隠しルーバーとして使用された 3つの施工事例 を紹介します。
【事例①】2階リビングの目隠しルーバー(大阪府)
◆背景と課題
この住宅では、隣接するアパートの視線を遮るため に トタンを使用 していました。しかし、トタンは光を完全に遮ってしまうため、昼間でも室内が暗くなる という課題がありました。
◆施工のポイント
そこで、高さ約3mのルーバーを設置。上部と下部で長さを調整し、2階リビングの大きな窓をしっかり覆う構造にしました。
◆施工後の変化
- 隣の建物からの視線をしっかり遮ることに成功
- ルーバーの隙間から自然光が入り、リビングが明るくなった
- 木目調のデザインで、外観もスタイリッシュに
◆お施主様のコメント:「以前は昼間でも暗かったリビングが、今では明るく快適な空間になりました!」
使用材料:無垢35角材(ナチュラル)
施工業者:株式会社ユーシン(大阪府)

【事例②】駐車場フェンスとベランダルーバー(埼玉県)
◆背景と課題
この住宅では、既存の木製フェンスが経年劣化により傷んでしまった ため、新しく耐久性の高いルーバーフェンスへの交換を検討していました。また、ベランダ部分も外部からの視線を適度に遮りながら風通しを確保したい という要望がありました。
◆施工のポイント
- 駐車場フェンスには、高さのあるルーバーを採用し、しっかりと目隠し
- ベランダ部分には間隔を広めにとり、風通しを確保
- 人工木の質感を活かしたデザインで、ナチュラルな仕上がりに
◆施工後の変化
- 駐車場スペースにアクセントがプラスされ変化が生まれた
- ベランダ部分は風を通しつつ、適度に目隠し
- メンテナンス不要のため、長期間安心して使用できる
◆お施主様のコメント:「色合いがとても綺麗で、天然木のような温かみも感じられます。メンテナンスの手間がなくなり、とても満足しています!」
使用材料:無垢柱材・無垢35角材(ライトブラウン)
施工業者:松崎商事株式会社(埼玉県)

【事例③】ベランダのモダンルーバー(東京都)
◆背景と課題
マンションのベランダに設置されるルーバーは、プライバシーを確保しつつ、デザイン性の高いものにしたい という希望がありました。また、高所に設置するため、腐食やサビに強い素材であることも重要なポイント でした。
◆施工のポイント
- ブラックカラーのアルミルーバーを採用し、モダンなデザインに
- 目隠し効果を保ちつつ、圧迫感のない適度な間隔で設置
- 高層階でもメンテナンス不要な素材を使用し、長期間美しい状態を維持
◆施工後の変化
- ベランダの外観が引き締まり、スタイリッシュな印象に
- 強度のあるアルミ材を使用しているため、台風などの強風にも安心
- 天然木と見分けがつかない木目調のデザインで、マンションの外観に調和
◆お施主様のコメント:「モダンな雰囲気になり、とても満足しています。高層階でも安心して使えるのが魅力です!」
使用材料:ブラックカラーアルミルーバー
施工業者:株式会社ブレア(東京都)

目隠しフェンスを始め様々なエクステリアの施工事例を豊富に公開しております。気になるカテゴリーから検索いただけますので、ぜひルーバーデザインのアイディアにお役立てください!

アルミルーバーのメリット|メンテナンスフリーで長持ち!
アルミルーバーは、耐久性の高さとメンテナンスの手間がかからない点 が大きな魅力です。ここでは、具体的なメリットについて詳しく解説します。

◼︎腐食やサビに強い!耐久性の秘密
アルミルーバーの最大の特徴の一つが、高い耐久性 です。
<アルミの耐久性が高い理由>
- 腐食しにくい → 木製ルーバーと違い、湿気による腐敗がない
- サビに強い → ステンレスや鉄に比べて酸化しにくい
- シロアリ被害がない → 木材のように害虫の影響を受けない
- 変形しにくい → 直射日光や雨風による反りやひび割れが起こりにくい
特に 屋外で使用する場合、雨風や紫外線による劣化が少ない ため、長期間美しい状態を保てるのがメリットです。また、15年以上の耐候性を持つアルミルーバーもあり、頻繁な交換や修理の必要がありません。そのため、マンションや商業施設などの高所の外壁や手が届きにくい場所にも最適です。

◼︎紫外線や雨風に強い!屋外使用でも安心な理由
木製ルーバーは、紫外線や雨にさらされると色変わりやひび割れが発生 します。しかし、アルミルーバーなら、その心配はほとんどありません。
<耐候性を高めるコーティング技術>
多くのアルミルーバーには PVDF(ポリフッ化ビニリデン)コーティング などの特殊加工が施されています。これにより、以下のような効果があります。
- 紫外線による変色を防ぐ
- 表面の汚れがつきにくく、雨で洗い流せる
- 摩擦や傷にも強く、外観を長く維持できる
特に、日差しが強い南向きの外壁や、雨風が当たりやすいベランダでも、長期間劣化しにくいのがアルミルーバーの強み です。

アルミルーバー材の質感をお確かめいただける無料サンプルはこちら!
写真やイラストを利用した分かりやすい解説付きのカタログなど、13点以上の豊富な資料付きです。ぜひお気軽にご請求ください!

◼︎メンテナンス不要って本当?掃除や手入れの方法
木製ルーバーの場合、定期的な塗装や防腐処理が必要 ですが、アルミルーバーはほぼメンテナンスフリーです。汚れが気になったときに軽く水洗いするだけ で十分です。
<アルミルーバーの簡単なお手入れ方法>
ホコリが気になる場合 → 軽く乾いた布で拭き取る
雨で流れない汚れがある場合 → 中性洗剤を薄めた水で優しく拭く
油汚れがついた場合(屋内使用時) → ぬるま湯で拭いた後、乾拭きする
また、表面がコーティングされているため、カビやコケが発生しにくい のもアルミルーバーの魅力です。

メンテナンスフリーの木目調フェンスをお気軽にDIYで!
お得なセット商品はこちらから!

アルミルーバーの選び方|失敗しないポイントとは?
アルミルーバーは 耐久性が高く、デザイン性にも優れた建材 ですが、適切な商品を選ばなければ「思ったより隙間が広かった」「デザインが建物と合わなかった」などの後悔が生じることもあります。
ここでは 「どんなルーバーを選べばいいのか?」 という疑問に答えながら、おすすめの商品を紹介します。

◼︎選び方のポイント
アルミルーバーを選ぶ際にチェックすべきポイントは、主に 3つ あります。
- 目隠し効果とルーバーの間隔
ルーバーの間隔が 広すぎると視線を遮る効果が弱くなり、狭すぎると圧迫感が生じる ため、設置目的に合った適切なサイズを選ぶことが重要です。 - デザインとカラーの選択
アルミルーバーには ナチュラルな木目調、モダンなブラックなど、さまざまなデザインがあります。=アルミウッドのカラーは3色=
- 耐久性とコーティングの種類
アルミルーバーの耐久性を左右するのが 表面のコーティング技術 です。
特に、PVDFは、ポリ塩化ビニルやポリプロピレンなどに比べて耐候性が高く、特殊なコーティング加工をすることで、
- 紫外線に強く、色あせしにくい
- 雨や汚れが付きにくい
- 表面の質感が長持ちする
という長所があり、屋外でも長期間美しさを維持できます。

◼︎おすすめのアルミウッド
上記のポイントをすべて満たすのが、アートウッドの「アルミウッド」 です。

◼︎このアルミウッドをおすすめする理由
✔︎ 耐久性抜群 → 腐食・サビなし!メンテナンス不要!
✔︎ デザイン性が高い →3Dカラーコーティングで木目模様をリアルに再現!
✔︎ 使い方の幅が広い → 軽量設計で重量制限に対応!
✔︎ コストパフォーマンスが高い → 長期間使えるから経済的!
特に、「天然木のような温もりを出したい」「モダンで洗練された雰囲気にしたい」 という方には、アルミウッドシリーズが最適です。
そのままコンクリートブロックに埋め込むことができ、フェンス柱の固定にも便利な45角と、全長2.2mの長さで高さのあるアルミルーバーフェンスにも対応できる70角の2サイズからお選びいただけます。また、1本単位での購入が可能 なので、必要な本数だけを揃えることができます。

◼︎冷たい印象になりがちなアルミなどの構造材を隠すには
「中空柱材EWH-L100」は、人工木製の角材の中に「アルミ芯材EWH-A65」を入れてフェンスの柱などとして使用するタイプのものです。アルミそのままの状態だと無機質な印象になりがちですが、中空柱材を化粧材にすることで、木の温もりを演出することができます。

お電話やFAXでもお見積もり受付しております。
1本単位で販売しておりますので、ご希望のデザインに合わせた数量をご購入いただけます。
3分でできる簡単なお見積もりフォームとなっておりますのでお気軽にご活用ください。

アルミルーバー目隠しのまとめ
アルミルーバーは、目隠しとしての機能だけでなく、風通しや採光を調整しながら外観を美しく保てる 優れた建材です。耐久性が高く、メンテナンスの手間がかからないため、住宅はもちろん、マンションや商業施設などでも幅広く活用されています。
今回は、アルミルーバーのメリット・デメリット・選び方・価格相場・購入方法 について詳しく解説しました。完全な目隠しを重視するなら隙間の少ないタイプを、適度な風通しを確保したいなら間隔を広めにとる などの工夫をすることでより快適な空間に仕上げることができるでしょう。また、デザインやカラーによっても印象が変わるため、建物の雰囲気に合わせた選択が求められます。
機能性とデザイン性を兼ね備えたアルミルーバーを活用し、快適で美しい空間を作りましょう。

木目調のアルミルーバー材をお探しなら、ぜひアルミウッドをご検討ください。
アートウッドでは、フェンス材を始め、安全で品質の高いエクステリア資材を全国に向けて通販しております。価格・在庫の確認や配送に関するサービスなど、気になることがありましたらお気軽にお問い合わせください!


この記事を監修した人
一級建築士事務所サーロジック株式会社 高尾 裕稔
アートウッドの人工木材「Eee-Wood」は耐久性・耐候性ともに優れており、ササクレなどもできにくいため、小さなお子様やペットがいるご家庭でも安心です。ぜひ住宅の外構工事やリフォームをご検討の方は、品質の高い人工木材「Eee-Wood」をご利用ください!
人工木材のお得なセット商品はこちら


人工木材の施工事例はこちら

関連するコラムはこちら