高い耐久性と強度から外構を囲むフェンスや目隠しの建材として採用される事の多いアルミルーバー。軽くて加工性にも優れた特性から、実は多くの方が内装でも取り入れています。木目調のアルミルーバーはインテリアにも馴染みやすく、使い勝手の良さから内装のあらゆる場所で活用されています。今回はアルミルーバーについて、内装での活用例に触れながらご紹介していきます。
<この記事のポイント>
✔︎アルミルーバーの活用法が分かる
✔︎アルミルーバーの魅力について考える
初稿:2023/11/21
<目次>
アルミルーバーとは?
ルーバーとは、羽板と呼ばれる細長い板を間隔をあけながら平行に並べて作られているアイテムのことです。アルミ製のルーバーを、アルミルーバーと呼びます。
◼︎アルミの長所◼︎
耐久性や強度が高いこと、不燃の材質であることが挙げられます。錆なども起こりにくく、湿度や温度変化にも強いため、内外装で長期間にわたって使用することが可能です。
シロアリ被害や腐食といった心配もありません。またアルミは軽金属であるため、鋼鉄の約3分の1とされる密度であり柔らかく加工性にも優れています。
◼︎ルーバーの長所◼︎
外部からの目線や光をやわらげながらも、風の流れを通すことができるのが一番の魅力です。
角度に応じて、様々な見え方、感じ方のバリエーションがあり、エレガントでモダンなデザイン性が高く評価されています。
空間の間仕切りとして、部屋のアクセントとして多くの方から取り入れられています。
アートウッドで製造しているアルミウッド(木目調のアルミルーバー)は、素材の特徴や機能はアルミのまま、見た目は天然木さながらの木目であり、温かみを活かした空間作りが可能な製品です。
このアルミウッドについて、次の項目で詳しくみていきましょう。
アルミウッドとは?
アルミルーバーの良さと、木目調のデザイン性、温かみを兼ね備えた製品が、アートウッドのアルミウッドです。
見た目は天然木のようなのに、重量は天然木の半分以下。天然木で心配されるササクレやトゲが発生しないので、安心·安全にご利用いただけます。
表面には直接吹き付けコーティングの技術を採用しているため、木目シートが剥がれたり捲れてしまう心配がありません。
吹き付けコーティングの仕上がりは本物の木と見間違うほどの立体的な木目の質感です。
さらに素材自体がアルミのため紫外線に強く腐食しないことから、メンテナンスの必要がありません。表面塗装は15年以上の耐久性です。アルミならではの軽さから重量制限への影響が少なく、メンテナンスのしにくい場所にも設置可能という画期的な製品なのです。
このようなことから、アートウッドのアルミウッドはフェンスの柱材としてはもちろん、内装でのルーバー材として大変注目されるアイテムとなっています。実際にどのような活用法があるのか、次にご説明していきましょう。
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アルミルーバーの活用例①
まずは住宅での活用例についてご説明します。
一般的にルーバーのメリットは、目線が隠れて、かつ光が入るところと言われています。完全に壁を入れてしまうと圧迫感が出てしまったり、少しだけ隠したいけど、見える状態にはしておきたいという空間に最適です。
◼︎キッチン◼︎
毎日使うキッチンですが、いつも綺麗にしておけるかというと中々難しいですよね。
キッチンからリビングの様子を見えるようにしたいが、いざお客さんが来た時に生活感のでがちなキッチンを見せたくないという場合もあるかと思います。
アルミルーバーを取付け、明るさと空調はそのまま視線はカット、という理想のキッチンにしてみてはいかがでしょうか。
◼︎階段◼︎
リビングイン階段が今や主流となりつつありますが、階段の狭い空間はどうしても閉塞感が出てしまいがちです。階段の側面をルーバーデザインにすることで、抜け感ができ開放的に。木目の温かみが空間のアクセントにもなります。また、子供の落下防止としても役立ちます。
◼︎間仕切り◼︎
洋風なリビングに隣接して、和風の畳部屋を作りたい。その間仕切りに木目調のアルミルーバーを取入れると、洋と和の融合をオシャレに演出することができます。
ワークスペースを間仕切りたいという場合、懸念されるのが暗さや空調です。アルミルーバーを取り入れリビングと共有するという活用法もよく見受けられます。
◼︎柱問題◼︎
住宅を新築、リフォームする際、理想の間取りに柱がどうしても邪魔になってしまう事も多くあります。アルミルーバーのデザイン性を活かし柱にアルミルーバーを設置することで、空間のアクセントや圧迫感のない間仕切りとして、取り除くことのできない柱を馴染ませるという逆転の発想も可能になるでしょう。
アルミルーバーの活用例②
アルミルーバーはオフィスや店舗、公共施設でも、そのデザイン性と機能性が評価されています。
◼︎エントランス◼︎
オフィスのエントランスはその会社の顔になると言われています。受付スペースの壁や、カウンターの下などにアルミルーバーを取り入れると、洗練されたデザインが印象的なエントランスになるでしょう。汚れが付着しにくく、汚れがついたとしても簡単に拭き取れるので、オフィスの清潔感を保つことができます。
◼︎看板◼︎
照明とアルミルーバーは相性がバツグンです。
あえてルーバーに照明を当て陰影をつけてゴージャス感を演出したり、ルーバーに会社名を取付け、そこへ光を当てることで会社名の印象を際立たせる効果も。
◼︎スペース作り◼︎
限られたスペースの中に、間仕切りをして空間を確保する際にもアルミルーバーのデザイン性が活きてきます。打ち合わせスペースに取り入れたら、程よく視線を遮断しつつも、アルミウッドならではの木目の柔らかな印象により、圧迫感を軽減した仕様となるでしょう。
◼︎天井◼︎
軽金属のアルミルーバーは、軽量で加工が容易という特徴があります。その特徴を活かし、さまざまなデザインの形状やパターンを実現することが可能です。
天井の配管やダクトを目隠ししつつ、立体的なデザインにより奥行きが出てより高く見える効果も。
建物に無くてはならない梁などの部材を隠すため低くなりがちだった天井を、アルミルーバーを取り入れることによって、天井の最大限の高さを出すことができるようになるのです。
ダクトなどの空調設備が壊れた際に、ルーバーを外してメンテナンスすることができるため、店舗などで天井面にルーバーを使用すると一般的な仕上げ材よりもメンテナンス費用が抑えらる場合もあります。
アートウッドでは様々な施工事例をご紹介しておりますで、ぜひ一度こちらから検索してみて下さい。⇩⇩⇩
アルミルーバーのおすすめ
アルミルーバーの内装での活用法についてご説明してまいりましたが、アートウッドでお勧めしているルーバー材についてご紹介したいとい思います。
アートウッドのアルミ角材(アルミウッド)は2種類です。45角との70角の使いやすいサイズでご用意しています。天然木の2分の1という軽さが魅力です。
それらに加えて、安心安全にお使いになれる、人工木材Eee-Woodでできた中空柱材をおすすめしています。
◼︎アルミ柱45角材 EWH-AW4515◼︎
45角であるため、そのまま直接コンクリートブロックに埋め込むことの可能なサイズです。外装ではフェンスの柱としても使われています。
細身のサイズ感を活かし繊細なルーバーデザインに採用してみてはいかがでしょうか。
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◼︎アルミ柱70角材 EWH-AW7022◼︎
70角のこちらは全長2.2mの長さの商品です。長さを活かしたデザインを取り入れたいという方に好評をいただいております。
専用キャップを使い、開口部を隠すことも可能です。
アルミウッドのコーティングは、EWH-AW4515、EWH-AW7022ともに、PVDF(ポリフッ化ビニリデン)となっております。PVDFはポリ塩化ビニルやポリプロピレンなどに比べて耐候性が高く、表面には特殊な静電吹き付け塗装が施されており、耐用年数は15年以上です。
カラーはナチュラルカラー、ライトブラウンカラー、モダンブラウンカラーの全3色。最新技術で木目の模様をグラデーションカラーで作りあげ立体的な凸凹までもリアルに再現されています。
◼︎中空柱材 EWH -L100◼︎
アルミ芯材のEWH -A65の化粧材として使えるタイプの製品となっております。
高さが2m以上必要な場所には上下につなぎあわせて使用することができます。
※固定の仕方は、角材の片方の壁に寄せてビスで固定する方法を推奨しています。
素材は天然木粉とHDPE(高密度ポリエチレン)を最適な配合率で開発した人工木材のEee -Woodです。Eee-Woodは素材自体に着色されているため塗装不要で、防腐剤を塗るといったメンテナンス費を抑えられたり、腐食しにくくササクレの心配がないなどたくさんのメリットがあります。
カラーは左からモダンブラック、ライトブラウン、ナチュラルの3色のラインナップです。(壁の厚み12mmの断面図)
色を組み合わせてお使いになるのもオススメです。
実際の色合いや質感を、是非一度無料サンプルにてお試ししてみてはいかがでしょうか。 ⇩⇩⇩⇩⇩⇩
アルミルーバーの選択肢を
今回はアルミルーバーの内装での活用方法にフォーカスを当ててお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか。快適でオシャレな空間を演出してくれるアルミルーバーが、多様な用途で活躍できるといったことをご理解いただけたかと思います。
意匠が凝らされた空間作り、デザイン性の向上についてお悩みになりましたら、是非アルミルーバーを選択肢の一つにしてみてはいかがでしょうか。
アートウッドでは、安全で品質の高いアルミ角材を全国に向けて通販しております。価格・在庫の確認や配送に関するサービスなど、気になることがありましたらいつでも気軽にお問い合わせください!
この記事を監修した人
一級建築士事務所サーロジック株式会社 高尾 裕稔
アートウッドの人工木材「Eee-Wood」は耐久性・耐候性ともに優れており、ササクレなどもできにくいため、小さなお子様やペットがいるご家庭でも安心です。ぜひ住宅の外構工事やリフォームをご検討の方は、品質の高い人工木材「Eee-Wood」をご利用ください!