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目隠しフェンスを後付けするなら人工木材が最適!

2022年07月23日

目隠しフェンスは、外部から家の中を覗き込めないようにする防犯対策であり、不特定多数の人に見られたくないところをさらさないためのプライバシー保護対策でもあります。メッシュのものや格子のものなど種類も様々で、安心して暮らせる家をつくりたいのであれば、既存のデッキや庭などのスペースに後付けすることも可能です。

自宅の窓からの視線やガーデニング中などプライバシーを守るためにもこの記事を参考にしていただければと思います。
その目隠しフェンスですが、材料として何を使用するのかは重要な問題です。今回は、ホームセンターなどでも人気の人工木材を使用することを想定して、特徴や注意点等を解説します。

目隠し フェンス
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<この記事のポイント>

✔️人工木材についての知識が深まる

✔️天然木との違いや取り扱いの注意点がわかる

更新日:2023/9/21
初稿:2022/7/23

《目次》

後付け目隠しフェンスの人工木材とは?

おしゃれで簡単に後付けできる目隠しフェンスでは、人工木材を使用することがあります。天然木材とは樹木を伐採し加工した木材であるのに対して、人工木材とは人の手で天然木材のような見た目に加工した工業製品です。木粉や樹脂を混ぜた材料を成形します。完全に樹脂だけでつくられていることもありますが、樹脂と木粉を混ぜてつくることが主流です。

成分表

メーカーによって樹脂と木粉の配合は異なり、割合を変えることで人工木材の特性も変わります。木粉は、使い道のない廃材や未利用材などを原材料とすることで資源の有効活用ができます。

目隠し フェンス

人工木材をつくる技術は日々進化しており、品質は驚くほどに向上しています。優れたメーカーには、天然木材の見た目や肌触りに近い人工木材をつくる技術があり、一見しただけでは人工木材と天然木材の判別が難しいくらいです。耐久性と天然木材の持つ柔らかい見た目の両方が欲しいというニーズにも、十分に応えられる品質を持っています。

比較表

アートウッドの人工木材「Eee-wood」であれば、まるで天然木のような木目調の見た目と、耐久性やメンテナンス性に優れた特性を持ち、長く愛用していただけます。もちろん、天然木と同じようにカットすることも可能なので、diyにもおすすめです。まずは、無料サンプル請求にて、確かな品質をご確認ください!

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フェンスは天然木と人工木どっちが良い?

見た目・質感

天然木材は、自然の生み出した木目や質感を楽しむことができ心が癒されます。木の種類によっては、香りも楽しむことができる点も魅力です。

ソフトウッド

一方、人工木材は加工技術が向上しており、一見すると天然木材と見間違えるほど、本物そっくりです。

近くによって質感を確認できれば、作り物であることはわかってしまうかもしれませんが、耐久性や耐候性に優れており、ササクレも出来にくいなど、メリットもたくさんあります。

人工木材

紫外線

天然木材の場合、紫外線を長期にわたって浴びることで日焼け・退色をしてしまいます。目隠しフェンスを設置した当初は、鮮やかな色も薄くなったり黒ずんだりと、色合いが変化します。色合いの変化を「味わい」とか「深み」と表現することもできますが、当初の色を気に入って選んだのであれば、その変化は好ましいものではありません。

ウッドフェンス 紫外線

それに対して、人工木材は、紫外線を浴びてても天然木材と比較すると日焼けや退色がしにくいのも魅力です。長く美しい見た目を楽しみたいのであれば人工木材が最適です。

腐敗

腐敗は木材の耐久性を損なう大きな要因です。木材腐朽菌と呼ばれる菌が原因で、湿気の多い場所で繁殖して木材を腐らせます。天然木材の目隠しフェンスは、外に設置しているので風雨にさらされ結露がつくことも珍しくありません。濡れたままの状態であれば、木材腐朽菌による腐敗が進み使い物にならなくなるでしょう。特に梅雨の季節になると、高温多湿の気候で菌の活動が活発になるので気をつけなければいけません。雨が降り続き陽の光や風で乾く時間が少なくなるので、家主が気が付かないうちに腐敗が進行する恐れがあります。

ウッドフェンス 

人工木材は腐敗するのかというと、樹脂の部分は心配無用です。問題は廃材や未使用材を砕いて作る木粉で、そこに菌が付着すれば腐敗する可能性は十分にあります。しかしながら、人工木材に含まれる木粉の量は、天然木材と比べれば少ないですし、全てが外側に露出しているわけではなく樹脂と混ぜ合わさっています。したがって、人工木材の腐敗は、耐久性に大きな影響を与えるものではありません。

アートウッドでは、無料サンプル請求をご用意しておりますので、質感など気になる方はぜひご利用ください!

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シロアリ

シロアリは、植物に含まれるセルロースを主食としています。天然木材でつくった目隠しフェンスの場合、対策を講じなければ知らない間に中身を食い荒らし、スポンジのように空洞だらけになってしまうでしょう。そのような状態で耐久性を維持できるわけがなく、遅かれ早かれ朽ち果ててしまいます。シロアリに食い荒らされた天然木材は、応急処置で対処することは簡単ではないため、交換するしかありません。

シロアリ 被害

人工木材の方は、樹脂の部分は食われる心配はないのですが、木粉は食われてしまいます。しかし、天然木材に比べれば被害の程度は軽いので、人工木材にしておけば長持ちします。

ウッドフェンス 人工木

反り

天然木材は、湿気の変化に伴い膨張と収縮を繰り返します。その膨張・収縮が何ヶ月、何年も繰り返されると、真っ直ぐだった板は徐々に反っていきます。反りがわずかであれば大した問題ではないのですが、見た目でもわかるほどに大きく反ってしまうと、目隠しフェンスとしての機能やデザイン性が損なわれてしまいます。板を取り外し反りを修正したり、新しい天然木材に交換しなければいけません。

木の板 反り

人工木材は、木粉が含まれているものの、天然木材ほど湿気の影響を受ける工業製品ではありません。熱での膨張収縮はありますが、膨張収縮を収縮できる隙間を作れば反りが出にくくなり、修正や交換の必要がなく同じ板を長く使い続けることができます。

加工のしやすさ

天然木材も人工木材も、加工のしやすさは同じです。設計通りの寸法で切ったり削ったりして組み合わせていけばいいので、簡単に目隠しフェンスを後付けできます。

道具も同じものが使えるので、特別な道具を新たに購入することもありません。diyでフェンスを作る方ももちろんいらっしゃいます。

ウッドフェンス 後付け

⇩⇩diyの施工事例もぜひご覧ください⇩⇩

施工事例

メンテナンス

天然木材を使った目隠しフェンスは、天候・木材腐朽菌・シロアリなどの影響により劣化していきます。その劣化を少しでも遅らせるために、耐候性・防菌効果・防虫効果のある塗装を施します。塗料もまた年月が経過すれば劣化していき、剥がれたりひび割れたりするので、定期的に塗り直しが必要です。そうしたメンテナンスを忘れずに行うことが天然木材の目隠フェンスを長持ちさせます。

人工木材もメンテナンスは必要ですが、付着した汚れを落とす程度で十分です。天候・木材腐朽菌・シロアリの影響は少ないので、頻繁な塗装の塗り直しは不要です。メンテナンスの手間を省けるということは、時間や費用の節約ができるというメリットを期待できます。

アートウッドでは、置くフェンスの幅やサイズが決定している方にオススメの「ウッドフェンスセット」を販売しております。しっかりと屋外からの目線を隠しつつも風や光をほどよく通してくれるタイプなど、バリエーションも豊富です。おしゃれな3つのカラーから選択できますので、ぜひチェックしてみてください。

ウッドフェンスセット

人工木フェンスの価格の悩みも解決

目隠しフェンスの材料に使う人工木材ですが、以前は高額で取引されていたため十分な予算がなければ設置ができませんでした。しかし、人工木材が一般的に使われる材料となってきたことで、価格は下がってきています。さらに人工木材にも様々な種類があり、価格も異なります。人工木材の目隠しフェンスを設置するときには、予算にあわせて人工木材の種類を選べば良いでしょう。

ウッドフェンス

なお、人工木材の種類を選ぶときには、単純に安い価格のものだけを探すのではなく、耐久性の高さ、質感、メンテナンスフリーにより節約できる部分など、それぞれのメリットも考慮する方が賢い選択ができます。

価格のイメージがつきにくい方には、「無料お見積もり」のご利用もおすすめです。

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人工木フェンスの注意点について

耐久性が高く、とても魅力的な人工木材ですが、注意点もいくつかあります。材料が樹脂と木粉からできている人工木材は、燃えにくい材質ですが火を近づければ燃えないわけではありません。ガーデンでバーベキューや焚き火をするとき、目隠しフェンスのそばに火をおけば、延焼する可能性があります。たとえ燃えなかったとしても、樹脂ですから熱で変形してしまうので目隠しフェンスの交換が必要となるでしょう。

ウッドフェンス 注意点

人工木材には樹脂が含まれているため、静電気を帯びやすいといわれています。

目隠しフェンスに植えた植栽の葉っぱが擦れることなどで、静電気が発生しゴミが付着しやすくなるので、こまめに掃除と静電気の除去をしてきれいな見た目を維持しましょう。トラブルを未然に防ぐためにも、目隠しフェンスを設置するときには、これらの注意点を施工業者が施主に説明を行うのが望ましいです。説明がない場合はこちらから気になる点は聞いてみましょう。

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人工木フェンスを使うなら店選びも重要

目隠し用のフェンスを新築の家に設置したり、中古住宅に後付け工事をしたりするときには、材料となる人工木材を調達しなければいけません。そこで重要なポイントとなるのが保証です。

人工木材は天然木材に比べれば腐敗や変形は起こりにくく、耐久性がある材料です。しかし、絶対に腐敗や変形が起きないというわけではありません。イメージ通りの色や性能の人工木材だとしても、手元に届いたら問題が起きていたという可能性があります。問題がある人工木材を目隠しフェンスに加工することはできないでしょう。購入した店に事情を話して、交換してもらうのが最善です。

自宅のプライバシーを安全に守るためにもしっかりとしたお店選びをしましょう。

ウッドフェンス ポイント

お店が交換対応をしてくれるのは、一般的に保証が有効なときだけです。

施工中に破損させたり、事故が起きたりしたときは保証の対象外になりますが、最初から不良品であれば保証が適用されて交換できます。購入者が、損害を被り泣き寝入りせずに済むでしょう。そこでひとつ考えなければいけないのは、購入したときに十分なチェックをしておらず問題に気がつくのが遅れた場合です。

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アートウッドなら安心の保証付き!

目隠しフェンスの施工を請け負っている業者であれば、お店から人工木材をまとめて仕入れることもあるでしょう。

仕入れた人工木材を使い切るまでにある程度の期間を要すると、問題に気が付くのが遅れてしまうこともありえます。もし、遅れて問題に気がついた時、保証期間を過ぎていれば店に交換を申し込む事はできません。そういった事態が起きるかもしれないと心配するならば、長い保証期間を設定しているお店での購入をおすすめします。

安心

安心して購入できるお店を選びたいのであれば、アフターフォローの有無も確認しておきたいところです。購入した人工木材の特徴や注意点を知りたい、上手な加工法を知りたいというときに気軽に質問できるお店は頼りになります。サポート専用の電話窓口やメールアドレスを公開しているかどうかを確認してみましょう。

お問い合わせ

アートウッドでは、お電話でのご相談はもちろん、LINEでの問い合わせも可能です。また、安心保証もございますので、ぜひご確認ください!

目隠しフェンスは人工木材のがおすすめ

目隠しフェンスの材料となる人工木材は、冷たい人工物の雰囲気ではなく、温もりのある自然な雰囲気を感じられます。天然木材にとっての敵である天候や木材腐朽菌・シロアリの影響を受けにくく、長く美しい状態を楽しめます。熱を持ちやすいなどの注意点はありますが、おしゃれを重視するのであれば見た目が変わりにくく、人工木材がおすすめです。手厚い保証やサポートを受けられるアートウッドであれば、安心して購入いただけます。ぜひ外構に目隠しフェンスを設置して、生活空間の幅を広げてみましょう。

ウッドフェンス

この記事を監修した人

一級建築士事務所サーロジック株式会社 高尾 裕稔

人工木材Eee-Woodで作られた目隠しフェンスは、耐久性・耐候性ともに優れており、ササクレなどもできにくいため、小さなお子様やペットがいるご家庭でも安心して使用いただけます。まるで天然木材のような見た目や風合いを持つEee-Woodを使ったおしゃれな目隠しフェンスの設置を検討してみませんか?

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