外構をおしゃれに、そして機能的に整えたいと考えたとき、多くの人が迷うのが「ブロック塀とフェンス、どっちを選べばいいの?」という疑問です。どちらも境界や目隠しの役割を果たしますが、実はその特徴・用途・見た目・価格などに大きな違いがあります。
さらに、近年では「人工木材フェンス」が注目を集めており、天然木のような風合いを持ちながら、腐りにくく長持ちする素材として人気が高まっています。


【今回の記事のポイント】
- 自宅や店舗の外構に何を選べばよいかが明確になる
- デザインとメンテナンス性の両方を兼ね備えた素材がわかる
- 費用をかけすぎず理想の空間づくりを叶えられる
初稿:2025/8/24
《目次》

ブロック塀とフェンスの違いとは?
ブロック塀とフェンスは、どちらも敷地の境界を仕切ったり、外からの視線を遮るために使われますが、その構造や役割にははっきりとした違いがあります。ブロック塀はコンクリートブロックを積み上げた「壁」であり、重厚感や遮音性に優れる一方で、地震などの災害時に倒壊リスクもあるのがデメリットです。
一方、フェンスは軽量な素材で構成されており、デザイン性や通気性に優れ、近年では人工木材などの高耐久な素材も人気です。「どちらが正解か」ではなく、用途や目的に合わせて最適な方を選ぶことが大切なんです。


ブロック塀とフェンス、それぞれの特徴とは?
「そもそもブロック塀って何?フェンスとどう違うの?」と疑問に感じている方も多いですよね。ブロック塀は、地面に基礎を作り、コンクリートブロックを何段にも積み上げて作る“壁”のような構造。フェンスは、支柱にパネルや格子などを取り付けて設置する“囲い”のようなものです。それぞれの違いを簡単に整理してみましょう。

▷ ブロック塀の特徴
- 頑丈で遮音性・遮蔽性が高い
- 高さや厚みで防犯性を高められる
- 地震対策や構造基準が必要
- 重厚感のある外観が特徴
▷ フェンスの特徴
- 素材やデザインが豊富で選択肢が広い
- 通気性や採光性に優れている
- 軽量で施工がしやすい
- DIYや後付けがしやすい
ブロック塀は防音・防風・防犯といった“機能性重視”の方に向いており、フェンスはデザイン性や手軽さを求める方におすすめです。
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見た目・機能性・防犯性の違いを比較してみよう
ブロック塀とフェンスを選ぶうえで、多くの人が気になるのが「見た目」「機能性」「防犯性」。それぞれの特徴を比較することで、自分に合った外構スタイルが見えてきます。

比較項目 | ブロック塀 | フェンス(人工木材を想定) |
見た目 | 無機質・重厚感・住宅の印象が引き締まる | 木目調やルーバータイプなどデザイン多彩 |
通気性・採光 | なし(完全に遮断) | あり(隙間調整が可能) |
防犯性 | 高い(乗り越えにくく侵入しづらい) | 種類により異なる(高さや目隠し性に左右される) |
メンテナンス | 基本不要だが、ひび割れ補修などが必要 | 素材による(人工木はメンテナンス不要) |
耐久性 | 非常に高いが倒壊リスクあり | 材質によるが耐候性の高い素材も多い |
コスト感 | 材料費・基礎工事費が高め | 素材・施工方法で調整可能、比較的安価に導入可 |
このように、どちらにもメリットとデメリットがあります。
「通気性やデザイン性を重視したい」「メンテナンスの手間は減らしたい」と考える方には、人工木材フェンスが非常に相性がいい選択肢と言えるでしょう。
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費用・耐久性・メンテナンス性の違い
外構を選ぶ際、デザインや機能性だけでなく「費用」や「耐久性」、「お手入れのしやすさ」も重要な判断材料になりますよね。特に長く住む家であればあるほど、メンテナンスの手間やコストは生活に大きく関わってきます。
ここでは、ブロック塀とフェンス(特に人工木材フェンス)を実際に導入した際の費用や、日常的な管理のしやすさについて具体的に比較していきます。
初期費用・ランニングコストの違い
「最初にかかるお金」と「その後にかかるお金」、つまり初期費用とランニングコストは、建材選びで見落としがちだけどとても大切なポイントです。ブロック塀は構造がしっかりしている分、基礎工事も必要となり、どうしても施工費が高くなります。

一方、フェンスは支柱を立てるだけで済む場合もあり、費用を抑えやすい傾向があります。
また、人工木材フェンスであれば、塗装や防腐処理といったランニングコストがほぼ不要。長期的に見ると、かなり経済的な選択肢と言えるんです。
項目 | ブロック塀 | 人工木材フェンス |
初期費用(設置費) | 高い(基礎工事+材料+施工費) | 中程度(支柱+フェンス材+施工) |
材料費 | ブロック・モルタル・鉄筋など | フェンス材+金具(リサイクル材も可) |
維持費・手間 | ひび割れ補修・汚れ・苔など | 基本メンテナンス不要 |
トータルコスト | 高くなりがち | 長期的に見るとコスパ良好 |
「一見、人工木材って高そう…」と思う方もいますが、実は10年単位で見ればお得だったりするんです。

メンテナンスのしやすさはどちらが上?
「外構って一度作ったらそのまま放置でいいんじゃないの?」
そんな風に考えている方も多いかもしれませんが、実際はブロック塀もフェンスもメンテナンスのしやすさが寿命や美観に大きく関わります。
ブロック塀は、一度設置すれば基本的には長持ちしますが、ひび割れや苔・カビの発生、地震によるズレなどが発生する可能性があります。これらは定期的にチェックして、必要に応じて補修が必要です。

一方、人工木材フェンスは、雨風や日光に強い素材でできており、塗装や防腐剤を塗る必要がありません。汚れも水拭きで落とせるレベルなので、お手入れがとっても簡単。「忙しくて掃除なんて無理…」という方でも安心して使えます。
さらに、人工木材はささくれやトゲが出ないため、小さなお子さんやペットのいるご家庭でも安全。ドックランのフェンスでも活躍しています。

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素材別で選ぶフェンスの特徴と選び方
フェンス選びにおいて、どんな素材を選ぶかは外構の雰囲気やメンテナンス性、耐久性に大きく関わります。素材には木材、アルミ、樹脂、そして近年注目されている人工木材などがあります。それぞれの素材にメリットとデメリットがあり、設置場所や用途によって最適な選択が変わってきます。
ここでは代表的な素材4種について、比較しながら選び方のポイントを見ていきましょう。
木材・アルミ・樹脂・人工木のメリット・デメリット
「見た目がいいフェンスにしたいけど、どの素材が一番いいの?」
そんな迷いに答えるため、代表的なフェンス素材の特徴を表にまとめてみました。

素材 | メリット | デメリット |
木材 | 自然な風合いで温かみがある/価格が比較的安い | 腐食・ささくれ・虫害に弱く、定期的な塗装・防腐処理が必要 |
アルミ | 軽量・耐久性が高くサビにくい/モダンな印象 | デザインが硬く、冷たい印象を与えやすい/傷がつくと目立つ |
樹脂 | 軽くてメンテナンスが楽/カラーバリエーションが豊富 | 紫外線による色あせがある/安っぽく見える場合がある |
人工木材 | 天然木のような見た目/腐りにくくささくれなし/手間がほぼ不要 | 初期費用はやや高め/一部の商品は熱を持ちやすい |

人工木材は、見た目とメンテナンス性の両立ができる“いいとこ取り”の素材。
しかし実際のところ人工木材もメーカーにより、プラスチック感のある人工木材から木の温もりを感じるものまで品質は様々です。ホームセンターなどで販売されている人工木材には種類に限りがあり、好みの物に出会えない場合も。一方でインターネット販売のものは、実際の素材感やカラーが分かりづらいケースもあるので注意が必要です。人工木フェンスを検討する際には、サンプルを取り寄せて好みの質感かどうか確かめることが重要です。
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おすすめは人工木材?天然木との違いを解説
天然木フェンスは、自然な風合いが魅力で「ナチュラルな外構にしたい」という人には今でも人気があります。しかし、外構に使用する木材は常に雨風や紫外線にさらされるため、劣化や腐食が避けられません。「気づいたら色が変わっていた…」ということも少なくありません。

その点、人工木材は耐久性に優れ、色落ち・ひび割れ・虫害に強く、定期的な塗装や防腐処理が不要。アートウッドの「Eee-Wood」は、天然木のような見た目を持ちながら、人工木ならではの強さとメンテナンス性を備えています。
また、人工木はささくれが出ないので、小さなお子さんやペットがいても安心。滑らかな表面は見た目にもやさしく、触れても痛くありません。
「自然なデザイン」と「長く使える安心感」を両立したい方には、人工木材フェンスは非常におすすめの選択肢です。

アートウッドでは、人工木材の他にもアルミ製の柱材、ルーバー材も取り扱っております。屋外ではフェンスの支柱としてはもちろん、屋内ではルーバー、天井装飾などに幅広くご活用いただける商品です。

ブロックに直接埋め込み可能なアルミウッド45角材、約1.8mのフェンスが作れるアルミウッド70角材の取り扱いもございます。表面には木目の吹き付けコーティングが施されており、その耐用年数はなんと15年以上。Eee-Wood同様、リアルな木目調のデザインと、天然木の約半分の軽さと強度が特徴の今注目の建材です!
人工木材フェンスが選ばれる5つの理由
最近、外構やエクステリアで人気が高まっているのが「人工木材フェンス」。その理由はシンプルです。見た目の美しさはもちろん、耐久性やお手入れのしやすさ、設置の手軽さまで、暮らしに寄り添う“使いやすさ”が詰まっているからなんです。
「見た目がおしゃれで長持ちするフェンスがほしい」
「できればお手入れの手間も減らしたい…」
そんな声に応えてくれる人工木材フェンスの魅力を、5つのポイントに分けてご紹介します。

❶腐りにくく長持ち!抜群の耐久性
フェンスは常に外にさらされるため、風雨・日差し・湿気・気温差など、あらゆる自然条件に耐えなければなりません。天然木や金属製のフェンスは、劣化・サビ・腐食といった経年変化が避けられず、長期使用にはメンテナンスが欠かせません。

その点、人工木材フェンスは耐水性・耐候性・耐腐食性に優れ、特に「Eee-Wood」のような高品質人工木材は10年以上の使用にも耐える設計となっています。
素材に樹脂と木粉を絶妙なバランスで混ぜているため、木の質感を持ちつつも「腐らない・サビない・虫がこない」という、理想的な特性を実現しているんです。
水分の吸収率が極めて低いので、塩害にも強く、潮風の吹く場所でも安心してご使用いただけます。定期的な塗装なども必要ないので、メンテナンスのしづらい高所のウッドデッキやフェンスにも適していてます。

高所のウッドデッキ、高さのあるの目隠しフェンスにおすすめの中空柱材L100は、アルミ芯材の化粧材として使用することも可能です。高さが必要な場所や強度のある柱が必要な場所に重宝されています。
❷お手入れ不要でメンテナンスフリー
「フェンスって何かお手入れいるの?」と聞かれることがありますが、実は木製フェンスや鉄製フェンスでは、塗装や防腐剤の塗布、サビ落としなどの定期的な手入れが必須です。これが意外と手間で、業者に頼むと費用もかさみます。

人工木材フェンスなら、その悩みをまるっと解決。表面が滑らかで汚れがつきにくく、たとえ汚れても水で洗い流すだけでOK。塗装や薬剤の再塗布は一切不要で、メンテナンスにかける時間もコストも最小限です。
さらに、人工木材はシロアリ被害や腐食による倒壊のリスクもほとんどなく、長期にわたって安心して使えます。
「放っておいても安心」という感覚が、忙しい現代の暮らしにフィットする理由のひとつです。

❸本物の木のような高級感ある見た目
「人工木って、結局プラスチックっぽくて安っぽいんじゃないの?」
そんなイメージを持っている方もまだまだ多いのではないでしょうか。
でも、アートウッドの「Eee-Wood」のような高品質人工木材は、その印象をきっと覆します。
木目の表現や色味の再現性が非常に高く、パッと見ただけでは本物の木と区別がつかないほどの自然な風合いがあります。しかも、天然木のように日焼けして色が抜けたり、塗装が剥げて見栄えが悪くなる心配もありません。

また、人工木材は製品ごとにカラーバリエーションが豊富で、自宅の外壁や庭の雰囲気に合わせて色や質感を選ぶことができます。これにより、外構全体のデザイン性がぐっと引き締まり、「ナチュラルなのに上品」な印象を演出できるんです。

「Eee-Wood」は、モダンブラック・ライトブラウン・ナチュラルの3色をご用意しています。落ち着いた和風の建物から、華やかな雰囲気のガーデンまで、幅広いデザインに調和させることが可能です。さらに、上記写真の施工事例にあるように複数のカラーを組み合わせることで、個性を引き立てつつ上質で洗練された印象のフェンスを実現できます。他にも個人宅を始め、公共施設や店舗などで活躍する「Eee-Wood」の施工事例を豊富に公開しておりますので、外構デザインのプランニングにお役立てください。
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❹DIYでも設置しやすい優れた加工性
「できれば外構を自分でちょっとずつ整えたい」
「業者に頼むほどじゃないけど、庭に目隠しが欲しい」
そんなDIY志向の方にも人工木材フェンスはおすすめです。
人工木材は、一般的な木工用の工具(ノコギリ、インパクトドライバーなど)でカットや取り付けができるため、特別な技術や設備がなくても施工が可能。天然木と同様に、切断、ビス止め、穴あけ、削り、などの加工ができ、アングルや様々なサイズの金具が使用できます。また、プラスチック系の接着剤も使用できるので初心者でもスムーズに扱える素材として評価されています。


DIYで人工木フェンスにチャレンジするならウッドフェンスセットという選択肢も。最大施工可能サイズは200cm×200cm(高さ150cm+埋込50cmを含む)です。特価セットとなっておりますので、サイズが既にお決まりの方にオススメです。

ボーダー張りやデザイン張り等、フェンスのデザインは5種類、カラーもナチュラル、ライトブラウン、モダンブラックの3色から選択することができるため、バリエーションも豊富です。建物の外観や雰囲気に合わせてご検討ください。 「自分の手で外構を整える達成感」も得られるのは、DIY派にとっては大きな魅力ですよね。
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❺環境にもやさしいリサイクル素材
「せっかくなら環境にやさしい選択をしたい」
そんなサステナブル志向の高まりとともに、人工木材の注目度も年々高まっています。
人工木材は、木粉とリサイクル樹脂を主原料にしており、廃材を再利用して作られているのが特徴です。つまり、森林資源を新たに大量に消費することなく、天然資源の保護にも貢献できるんです。

アートウッドの「Eee-Wood」は、家具を作る際に出た廃材予定の端部の木材を木粉にしており、廃棄物削減と資源の有効利用に貢献しています。さらに、耐久性が高くメンテナンスをほとんど必要としないため、長期使用によって廃棄量を抑え、環境負荷を軽減することが可能です。
「デザイン性と機能性を兼ね備え、環境にも配慮された製品」
人工木材のフェンスは、これからの時代にふさわしい選択肢として注目されています。
人工木材でおしゃれ&安心な外構を!
この記事では、ブロック塀とフェンスの違いや、それぞれのメリット・デメリット、さらに人工木材フェンスの魅力について詳しくご紹介しました。
・外構デザインに迷っている方
・手入れの手間を減らしたい方
・長持ちする素材を探している方
そんな方には、人工木材フェンスがぴったりです。

アートウッドではフェンス材Eee-Boardをはじめ、良質な人工木を全国に向けて販売しております。
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この記事を監修した人
一級建築士事務所サーロジック株式会社 高尾 裕稔
アートウッドの人工木材「Eee-Wood」は耐久性・耐候性ともに優れており、ササクレなどもできにくいため、小さなお子様やペットがいるご家庭でも安心です。ぜひ住宅の外構工事やリフォームをご検討の方は、品質の高い人工木材「Eee-Wood」をご利用ください!
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