「せっかくウッドデッキを設置したのに、気づいたら黒カビが…」
「掃除してもすぐまた生える。どうにかならないの?」
そんなお悩み、ありませんか?
実は、黒カビはウッドデッキの宿敵ともいえる存在。特に天然木を使用していると、湿気や日陰などの環境条件によって、驚くほど簡単にカビが発生してしまいます。
掃除しても、しばらくするとまた黒い汚れが浮かんでくる…。この繰り返しは、ただ面倒なだけでなく、木材の寿命や見た目、家の衛生面にも大きな影響を及ぼします。
でも安心してください。
黒カビに強いウッドデッキ、実はあるんです。
それが「人工木(樹脂木)」という選択肢。近年人気が高まっているこの素材は、黒カビが発生しにくく、掃除の手間もグッと減らせることで注目されています。


【今回の記事のポイント】
- 黒カビを未然に防ぐ知識が身につく
- 掃除やメンテナンスの手間を大幅に減らせる
- 長く快適に使えるウッドデッキの選び方がわかる
初稿:2025/9/20
《目次》
- ウッドデッキに黒カビが生える原因とは?
- ウッドデッキの黒カビは放置厳禁!原因と正しい対処法
- 黒カビを予防するための5つの習慣
- 人工木のウッドデッキは黒カビに強い?
- アートウッドの高耐久無垢デッキ材の魅力
- 黒カビを防ぐなら人工木という選択が最適
- まとめ:人工木で黒カビ知らずの快適デッキに

ウッドデッキに黒カビが生える原因とは?
ウッドデッキに黒カビが生えるのは、決して珍しいことではありません。
とくに湿気の多い梅雨時や、日当たりの悪い場所に設置されたデッキでは、黒カビの発生リスクが一気に高まります。
しかし、なぜ黒カビが出るのか、その原因を知っておくことで、予防や対策はグッとしやすくなります。
このセクションでは、黒カビの主な発生メカニズムを分かりやすく解説していきます。

黒カビはなぜウッドデッキに発生するの?
黒カビがウッドデッキに発生する主な理由は、湿気と栄養源がそろってしまうからです。
黒カビは、湿度が高く、空気の流れが悪い環境を好みます。たとえば、雨が降ったあとに水が乾きにくいデッキのすき間や、日陰になりやすい場所は、カビの「温床」になりがちです。

さらに、木材の表面についた落ち葉やほこり、土などが養分となり、カビの繁殖を後押しします。特に天然木は繊維が多く、湿気を含みやすいため、黒カビの発生リスクが高まります。
また、掃除やメンテナンスが不十分な状態が続くと、黒カビは短期間で広がってしまうことも。「前はきれいだったのに…」という状態になるのは、こうした複合的な要因が関係しています。

日当たりや湿気がカビの温床になる理由
ウッドデッキに黒カビが発生しやすい場所には、ある共通点があります。それが、「湿気がこもりやすく、日が当たりにくい場所」です。
日光にはカビの繁殖を抑える効果があるため、日当たりの悪い環境では、表面が湿った状態のまま長時間放置されがちになります。たとえば、家の北側や建物の陰になる位置、庭木の影になっている場所などが典型的です。

また、デッキ下の通気が悪い構造や、排水の悪さも湿気を助長します。湿度が高い状態が続くと、黒カビの胞子が表面に付着しやすくなり、あっという間に広がるのです。
「風通しを良くする」「日光が入るように剪定する」など、設置環境を見直すことも黒カビ対策の第一歩と言えます。
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ウッドデッキの黒カビは放置厳禁!原因と正しい対処法
「なんとなく汚れているな…」と見過ごしがちな黒カビ。
でも実はそれ、ウッドデッキにとってかなり危険なサインです。
黒カビは放置することで木材内部まで根を伸ばし、劣化・腐食・見た目の悪化を招くだけでなく、健康被害の原因になる可能性も。しかも、掃除方法を間違えると逆に広がるリスクもあるため注意が必要です。
ここでは「黒カビが放置でどうなるのか」「やってはいけない掃除」「正しい対処法」まで、徹底的に解説します。

黒カビを放置するとどうなる?木材・健康への悪影響
黒カビは「見た目が悪くなる」だけでは終わりません。放置すると以下のようなトラブルを招きます。
まず、木材の劣化が進行します。黒カビは表面だけでなく内部へと根を張り、木の繊維を分解しながら広がります。最終的には、床板が軟化して踏み抜いたり、腐食が進行してウッドデッキ全体の交換が必要になることも…。

さらに、アレルギーや喘息の原因にもなります。黒カビは空気中に胞子を放出するため、特に子供や高齢者がいる家庭では見逃せません。「ウッドデッキは外だから大丈夫」と思いがちですが、洗濯物や靴を通じて屋内にカビを持ち込んでしまう可能性もあります。
「まあいいか」とそのままにしてしまうことで、見た目・安全性・健康すべてに悪影響が及ぶのです。

間違った掃除が逆効果?やりがちなNG行動とは
「カビは強くこすれば取れる」と思っていませんか?
実はこれ、大きな落とし穴なんです。
多くの人がやりがちなのが、高圧洗浄機を強い水圧で当てること。木材の表面を削ってしまい、余計にカビが付きやすい“傷”を作ってしまいます。


また、塩素系洗剤を天然木に使用するのもNG。たしかに漂白効果はありますが、木の内部にまで薬剤が染み込み、繊維を壊してしまう可能性が高いのです。結果的に木材の寿命を縮める原因になりかねません。
金属製ブラシや固いスポンジでゴシゴシも避けましょう。目に見えない無数の傷が表面にできて、そこに水や汚れがたまりやすくなり、カビの温床になります。
「掃除したのに、またすぐ黒くなる…」と感じているなら、実は掃除方法が間違っていた可能性が高いです。
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素材別!天然木と人工木の正しい掃除方法
黒カビ対策で大切なのは「素材に合った掃除方法を選ぶこと」。天然木と人工木では性質がまったく違うため、間違った方法ではかえって素材を傷めることもあります。
天然木の場合はとてもデリケート。
使用するのは中性洗剤か消毒用エタノールがおすすめです。柔らかいブラシで軽くこすり、水拭きでしっかりすすぎます。絶対に塩素系洗剤は使わないでください。木目が変色したり、脆くなる恐れがあります。

人工木の場合は、塩素系カビ取り剤(市販のカビハイターなど)を使用してOK。人工木は内部に水が染み込まない構造なので、表面の黒カビに直接スプレー→数分放置→柔らかいブラシでこすり、最後に水でしっかり流せば完了です。
乾燥工程も大事です。どちらの素材でも掃除後は必ず完全に乾燥させること。湿気が残ると再発しやすくなります。

黒カビを予防するための5つの習慣
ウッドデッキの黒カビ対策で、もっとも効果的なのは「そもそも生やさない」ことです。
一度黒カビが発生してしまうと、掃除や補修に手間もコストもかかります。
だからこそ、日常のちょっとした工夫で、黒カビのリスクをグッと減らせるのです。
ここでは、誰でも簡単に取り組める「黒カビを防ぐ5つの習慣」を紹介します。
特別な道具や専門知識がなくてもできる、すぐ始められる内容ばかりです。

黒カビ予防の5つの習慣:
- デッキの掃き掃除をこまめにする
- 雨のあとに雑巾で水分を拭き取る
- 通気性を確保し、風を通す
- 日当たりを妨げる障害物を整理する
- 定期的に撥水剤・防カビ剤を使う
掃除頻度・乾燥・通気性を保つコツ
黒カビの発生は、「湿気」と「汚れ」が主な原因です。
この2つをためこまないために、日頃からできるポイントが3つあります。
1つ目は、こまめな掃除。
落ち葉・土・花粉などがデッキに溜まると、それが黒カビの栄養源になります。週1回のほうきがけだけでも、予防効果は抜群です。1回の掃除にかける時間は5分程度。
それだけで、黒カビが生えにくくなるなら、やる価値は十分ありますよね。

2つ目は、乾燥状態を保つこと。
雨の後は特に要注意。水たまりが残りやすい隅の部分は、雑巾などで軽く拭き取るようにしましょう。特に天然木は湿気を吸いやすいため、乾かす習慣を意識することが大切です。

3つ目は、風通しを良くする工夫。
プランターや家具でデッキの通気が妨げられている場合は、配置を見直すだけでも湿気のこもり方が変わります。また、デッキの下に空間がある構造なら、換気口を設けることで効果的に湿気を逃せます。

防カビ剤・撥水剤の上手な使い方
掃除と合わせて、防カビ剤や撥水剤を使うことでさらに効果的な予防が可能です。
特に天然木を使用している場合は、木材の内部に湿気が入らないような“コーティング”が必要です。
まず、防カビ剤はカビの根の発生を抑える成分を含んでおり、黒カビが発生しやすい梅雨前や秋の長雨シーズン前に使うのがおすすめです。市販のスプレータイプでも十分効果があるので、デッキ全体にまんべんなく吹きかけ、しっかり乾かしてください。

撥水剤は、水分を木材に染み込ませない効果があるため、雨のあとの乾きが早くなり、カビの発生を抑える効果も期待できます。1年に1〜2回塗布すれば十分で、DIY感覚で作業できます。
なお、人工木の場合は素材自体に防水性があるため、防カビ・撥水剤は基本的に不要です。ただし、汚れが付着しやすい場所には使ってもOKです。
これらのケアを“習慣化”すれば、ウッドデッキはぐっと長持ちし、いつでも気持ちのいい屋外空間を維持できます。

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人工木のウッドデッキは黒カビに強い?
黒カビ対策において注目されているのが、「人工木(樹脂木)」のウッドデッキ。
「人工木って黒カビが生えにくいって本当?」「でも見た目や耐久性はどうなの?」と疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
このセクションでは、人工木の素材としての特性と黒カビとの関係性を中心に、天然木との比較を通してそのメリットをわかりやすく解説していきます。

人工木の素材特性と黒カビの発生リスク
人工木(樹脂木)は、木粉と樹脂を組み合わせてつくられた複合素材で、水分をほとんど吸収しないのが特長です。この「水を通さない」性質こそが、黒カビを防ぐ最大の理由です。実際に、水回りや塩害が心配される海辺でも安心して使われています。

黒カビは、湿気がたまりやすい場所や木材の繊維に水分が染み込むことで発生します。天然木は内部まで水が入りやすいため、どうしてもカビが繁殖しやすいのが弱点です。一方、人工木は表面に水が残っても内部に浸透しないため、カビの発生リスクが低いのです。
もちろん、環境や使用状況によっては人工木にも一時的にカビが付着することはありますが、発生頻度や広がり方は天然木に比べて圧倒的に低いのが特徴です。

天然木との比較でわかる人工木の魅力
人工木は天然木に比べてメンテナンスが少なく、長く美観を保てる点が大きな魅力です。特に黒カビが発生しにくく、掃除の負担を減らせるのもメリット。さらに耐久性・安全性・コスト面でも優れており、実用性とデザイン性を兼ね備えています。以下の表で天然木との違いを確認してみましょう。
比較項目 | 天然木 | 人工木(樹脂木) |
黒カビの発生頻度 | 高い(湿気を吸いやすい) | 低い(水が浸透しにくい) |
メンテナンス頻度 | 高い(年1〜2回の塗装など) | 低い(汚れたら拭くだけ) |
見た目の印象 | 自然で温もりがある | 木目調でリアル、色あせに強い |
耐久性 | 経年劣化しやすい | 高耐久、変形・腐食に強い |
コスト | 初期費用はやや安め | 初期は高めだが長期は安い |
天然木には自然素材ならではの温もりがありますが、維持管理の手間や劣化リスクは避けられません。その点、人工木は見た目の美しさを保ちながら、耐久性・安全性・コスト面でも優れており、総合的にみると暮らしに取り入れやすい選択肢といえます。特に「長くきれいに使いたい」「メンテナンスに時間をかけたくない」という方には、人工木フェンスやデッキ材が最適です。

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アートウッドの高耐久無垢デッキ材の魅力
黒カビの発生をできるだけ抑えたい方におすすめなのが、アートウッドの高耐久無垢デッキ材です。
人工木の中でも耐久性・防カビ性能・見た目の美しさに優れており、メンテナンスの手間を限りなく軽減できる製品として、多くの住宅や店舗に採用されています。
「もう黒カビで悩みたくない」「見た目と機能性、両方にこだわりたい」
そんな方にこそ知ってほしい、アートウッドのデッキ材の魅力を詳しくご紹介します。

メンテナンス不要で黒カビに強い理由
アートウッドの高耐久無垢デッキ材は、一般的な人工木よりも防カビ性・耐久性に優れた仕様です。
その理由は、原材料にあります。人工木によく使われるポリプロピレンではなく、耐候性に強い純度の高い高密度ポリエチレンを採用。これにより、腐食や劣化を大幅に抑えられます。
さらに木粉は、家具製造で出る端材を再利用した天然木粉を100%使用。リサイクル材でありながら純度が高く、最適な比率で配合されているため、木の質感をしっかりと再現しつつ長持ちする素材になっています。
つまり「ほとんどメンテナンス不要=掃除の手間が減ってもカビが出にくい」という仕組みこそ、黒カビに強い最大の理由です。

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黒カビを防ぐなら人工木という選択が最適
これまでご紹介したように、黒カビは見た目の問題だけでなく、木材の劣化・健康リスク・メンテナンス負担といった多くの問題を引き起こします。
そのすべてをまとめて解決できる素材が、「人工木(樹脂木)」です。
カビに強く、掃除がラクで、見た目も美しい。
そして、長期的に見れば経済的にもお得。
黒カビに悩まない清潔なウッドデッキを手に入れるなら、人工木という選択が、今いちばん合理的です。

家族や子どもに優しい素材である理由
ウッドデッキは「家族みんなで過ごす場所」だからこそ、安全性や清潔さは重要なポイント。
人工木は、天然木に比べて黒カビの発生リスクが低く、さらにトゲ・ささくれが出にくい構造になっています。
小さなお子さんやペットが素足で走り回っても安心。転んでもケガをしにくく、掃除も簡単なので、ジュースや食べ物をこぼしてもサッと拭くだけ。除菌もカンタンです。

また、防腐剤や防虫剤などの薬剤を使わずに済む点も大きな安心材料。天然木では避けられない「薬剤の再塗布」が不要なため、化学物質が苦手な方にもやさしい選択肢となります。
「見た目だけじゃない、使う人にもやさしい」
人工木は、家族思いのデッキ素材です。
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まとめ:人工木で黒カビ知らずの快適デッキに
ウッドデッキに黒カビが発生すると、見た目の劣化だけでなく、木材の傷みや健康被害、そして日々の掃除の負担が大きな悩みになります。
天然木は風合いの魅力がある反面、どうしても湿気やカビに弱く、定期的なメンテナンスが欠かせません。
そんな中、注目されているのが黒カビに強い人工木(樹脂木)のウッドデッキです。
特にアートウッドの「高耐久無垢デッキ材」は、水や湿気に強く、掃除が簡単で、しかも木目調の高級感ある見た目を実現。

家族みんなが快適に過ごせる空間づくりに最適な選択肢です。
初期費用だけを見ると天然木よりやや高めかもしれませんが、メンテナンス費や掃除の手間を含めた本当のコストで比べれば、人工木の方が圧倒的にお得になるケースが多くあります。
黒カビに悩まされる生活から卒業して、もっと楽に、もっと清潔に、もっと長く美しいウッドデッキを楽しみませんか?
あなたも、黒カビの心配がいらないウッドデッキライフ、始めてみませんか?


この記事を監修した人
一級建築士事務所サーロジック株式会社 高尾 裕稔
アートウッドの人工木材「Eee-Wood」は耐久性・耐候性ともに優れており、ササクレなどもできにくいため、小さなお子様やペットがいるご家庭でも安心です。ぜひ住宅の外構工事やリフォームをご検討の方は、品質の高い人工木材「Eee-Wood」をご利用ください!
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