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ウッドデッキが腐らないようにするには?

2022年09月12日

ウッドデッキは設置がしやすく使い勝手が良いため、diyで設置したり、リフォームで増設したりするケースも少なくありません。しかし、日光や風雨にさらされるため、素材の性質上、腐ってしまう可能性もあります。
こちらでは、ウッドデッキが腐らないようにするためにどうすればよいか、おすすめの材質について見ていきます。

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《目次》

ウッドデッキとは

ウッドデッキは、建物の周囲や庭などに設置する木造、または木造風の高さのある床です。屋内と同じ高さで建物の延長として使うことが多く、広さによって様々な用途で楽しむことができます。

例えば、庭と建物の動線としてウッドデッキを設置すれば、家具を置いて外の景色を眺めながらくつろげますし、バーベキューをしたり子供用のプールを置いたりするのも良いでしょう。また、日当たりや風通しが良いので洗濯物や布団を干すのにも便利です。
ウッドデッキの作りはシンプルなので、キットを購入してdiyで設置することもできますし、子供の転落防止にフェンスを付けたり、収納や階段を付けてより便利に活用したりするのも良いでしょう。

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このように、ウッドデッキはいろいろな使い道がありますが、基本的に裸足で歩くことが多いため、肌あたりが良く熱が伝わりにくい天然木材や人工木材を使うことがほとんどです。

天然木材にも特徴の違いがありますので、触れた感触や耐久性、価格などを考慮して自分の希望に合ったものを選ぶようにしましょう。
なお、ウッドデッキは基本的に直射日光や風雨にさらされる場所に設置します。日よけを付けることもありますが、壁はないので屋内よりも過酷な環境になってしまうのは否めません。そのため、できるだけ劣化しないように素材選びや場所決め、メンテナンスなどに注意を払う必要があります。

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ウッドデッキの劣化で気づきやすいのは、色あせやひび割れ、ささくれなどでしょう。紫外線を浴びるので変質が起こりやすく、見た目だけならまだしも、ひびの部分やささくれた部分を裸足で踏んでけがをする恐れもあります。また、この時点できちんとメンテナンスをしなければ、さらに劣化が早まるでしょう。

もう一つ気を付けたいのが、素材の腐食です。木材なので錆びる心配はありませんが、代わりに見えない箇所が腐ったりカビが生えたり、害虫が発生したりしてしまう可能性があります。この場合、見た目に大きな変化がないので見落とすことも多いですが、高さがあるため、突然床が抜けた場合にはけがをする恐れがあります。上に乗ったときに軋みや変な音がないか、時折確認しましょう。

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設置場所は慎重に選ぶ

では、ウッドデッキが腐らないようにするにはどうすれば良いのでしょうか。
方法はいくつかありますが、まず注意したいのが設置場所です。ひび割れや色あせとは異なり、木材が腐りやすいのは湿度が高い場所です。そのため、ウッドデッキが長期的に濡れたままにならないように工夫しましょう。

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具体的には、日当たりや風通しが良い場所、そして勾配がついて水はけがよい環境が理想的です。
日当たりが悪い場所は雨上がり後に地面が乾きにくく、湿度が高い状態が続きます。さらに風通しが不十分な場所であれば、数日もの間水たまりが蒸発しなかったり、ウッドデッキ下の空間が常に湿気た状態になったりしかねません。湿った状態が続いた木材は腐りやすくなりますし、カビが発生する恐れもあります。

特に、ウッドデッキ下の地面が水分を含みやすい土や草が生い茂った場所であれば、さらに腐食の危険性は高まるでしょう。
日当たりが良すぎると木材が乾燥しすぎて色あせやひび割れの可能性も生じますが、こちらは塗装などである程度補修することが可能です。ウッドデッキの耐久性を考えるなら、乾燥しやすい場所に設置しましょう。

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次に、ウッドデッキを設置する場所の水はけです。業者に設置をしてもらう場合は、雨が降った直後から水が余所へ流れ出るように勾配を付けるのが一般的ですが、diyで設置したときはそこまで意識が回らない可能性もあります。また、業者に依頼した場合でも、傾斜が緩やかで思うように水が流れないなど、雨水がたまってしまうケースがないわけではありません。
なお、勾配ではなくウッドデッキの床板に隙間を作ることで、水はけを良くしている事例もあります。雨が降った後でウッドデッキにたまっている水がどのように流れているか、水が残らない状態になっているのかを確認してみると良いでしょう。
もちろん、ウッドデッキから流れた水が地面上で溜まったままでは、ウッドデッキ下部が常に湿った状態になり、やはり腐食の原因になります。ウッドデッキの床面だけでなく、床下の地面の状態も確認しましょう。

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定期的にメンテナンスをする

ウッドデッキを長持ちさせるためには、定期的なメンテナンスは必要不可欠です。また、日ごろからデッキブラシなどで掃除をしておくと、汚れが原因で劣化が進むこともほとんどありません。
日常的なお手入れは素材によっても異なりますが、基本的には埃や泥などの汚れは水洗いをすれば問題ありません。油や食べ物など落ちにくい汚れの場合は中性洗剤を使います。酸やアルカリが強い洗剤や有機溶剤などの使用は、木材を傷める可能性が高いので極力避けましょう。また、高圧洗浄も材質によっては傷をつける可能性がありますので、使っても問題ないか確認しておくことをおすすめします。

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きちんと手入れをしていても、定期的なメンテナンスをするかしないかで耐久性にかなりの違いが見られます。まず、ウッドデッキの塗料は3~5年程度ではがれたり効果が失われたりしますので、定期的に塗り替えるようにしましょう。ただし、日当たりや風通しなど、環境によって年数に開きが見られますので、汚れや傷みが気になるようになったら予定より早くても塗り替えをした方が安心です。
塗り替えをする場合には、塗料のつきを良くするために汚れをしっかり落として研磨しておきましょう。落ち葉や泥、ほこりなどの汚れだけでなく、コケやカビなどをきちんと除去しておかなければ、塗り直しをしても内部から腐食が進む恐れがあります。水をかけながらデッキブラシでこすり、表面も研磨しておきましょう。

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下準備が終わったら、ムラにならないように塗装します。塗料には浸透タイプと粘膜タイプがありますが、腐食を防ぐなら前者がおすすめです。粘膜タイプは表面の保護や見た目の改善には役立ちますが、内部の腐食まで防げるわけではありませんので、通常は浸透タイプで耐久性を上げるようにしましょう。
diyで塗装するときには、ムラにならないように事前に塗料をしっかり混ぜた上で、濃淡を一定にするように意識して塗ることが大切です。最初に床板の間を塗った後で表面を塗るようにすると、仕上がりが綺麗になりやすいです。
塗料が乾くまでに2~3日かかりますので、出来ればメンテナンスを行う日も含めて、数日間湿度が低く、晴れが続く時期を選んで施工するようにしましょう。

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素材選びで耐久性をアップ

ウッドデッキは設置場所と定期的なメンテナンスを意識することで、長く使い続けることが可能です。さらに、腐りにくい材質を使ってウッドデッキを設置することで、長期的に快適に利用できるでしょう。
ウッドデッキは基本的に木材か、木材に特徴がよく似た人工木材のどちらかを原材料として使用します。金属は耐久性が高いもののさびやすく熱伝導率が高いので夏冬の利用に向きませんし、樹脂のような紫外線や風雨による劣化が早い素材も向きません。そのため、腐らないウッドデッキを作るためには、木材かそれに近い素材で耐久性の高いものを選ぶ必要があります。

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ウッドデッキに使用される天然木材は、硬さがあって耐久性に優れているハードウッドと、肌あたりが柔らかく加工しやすいソフトウッドがあります。ハードウッドは硬く重量があるので加工や運搬の手間がかかり、コストが高くなりやすい一方で腐食や傷、害虫などに強い傾向が見られます。なお、腐食やカビに強い木材としては、ヒバやヒノキ、クリ、ケヤキ、チーク、ウリンなどが人気です。
日本は基本的に湿度が高いので、腐食やカビによる劣化が起こりやすいといわれていますが、これらの木材は天然木ながら防虫や防腐、防カビの効果が期待できますので、材質としておすすめです。
加えて、浸透性の塗料でコーティングすることにより、さらに耐用年数を高めることができるでしょう。

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一方、人工木材は天然木材の風合いをそのままに、耐久性を高めた素材として注目を集めています。
アートウッドでは人工木材Eee-Woodを扱っていますが、これは天然木の木粉や竹粉、解体廃材、間伐材の木粉などの素材にプラスチック樹脂を配合することにより、天然木材では対応が難しい腐食や虫害などに高い予防効果を発揮する材質です。天然木材と比べると若干質感は異なりますが、硬さや扱い方は天然木とよく似ており、切断面まで木目が見えるので天然木材と同じように加工することができます。エクステリア材として人気があり、ウッドデッキはもちろん、公共施設のテラスやベンチなど幅広いシーンで活用されています。

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この素材の大きな特徴は、塗装なしで手入れが簡単な上、腐りにくいという点です。同じ人工木材でも質感や耐久性はメーカーによって異なりますが、Eee-Woodは素材の質と環境に配慮して天然木に近い仕上がりを目指した配合にしていますので、ウッドデッキとして使っても全く違和感がありません。寒冷地や海沿いなどの過酷な環境でも色あせや劣化に強く、安定した品質を誇る上、メンテナンスも不要なのでトータルコストを抑えることも可能です。

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過酷な環境だからこそ、信頼できる素材を選びましょう

ウッドデッキは劣化や腐食が早いと考えられがちですが、使用する素材や設置場所を選び、適切なメンテナンスをすることで長期的に使用することが可能です。自由度が高く、様々なシーンで活用できますので、設置したときの満足度も高いです。安心して長く使えるように、耐久性のある人工木材の利用をぜひ検討してみましょう。

ウッドデッキの住宅の屋外工事も相談の上、実際の希望の条件に合うように施工してもらうことが重要です。

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