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ウッドデッキの再塗装や手順について紹介解説!無垢材との比較

2022年12月21日

ウッドデッキは屋外で紫外線や風雨にさらされた状態となりますので、劣化しやすいといわれています。いろいろな用途に使えるウッドデッキはできるだけ綺麗な状態を保ちたいものですが、どのような手入れをすればよいのでしょうか。
こちらでは、ウッドデッキの再塗装の必要性や手順についてご紹介いたします。(下記写真商品:中空柱材 BL(モダンブラック)無垢柱材 BL(モダンブラック)無垢床材 BL(モダンブラック)

人工木 ウッドデッキ
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<この記事のポイント>

✔︎ウッドデッキのメンテナンス方法がわかる

✔︎人工木ウッドデッキのおすすめポイントがわかる

更新日:2023/4/30
初稿:2022/12/21

<目次>

・ウッドデッキは劣化しやすい?
・ウッドデッキのメンテナンス
・再塗装の方法と費用
・メンテナンスフリーの人工木材
・ウッドデッキはメンテナンス不要が人気

お問い合せ

ウッドデッキは劣化しやすい?

ウッドデッキは洗濯物干しや子供の遊び場、バーベキューなど様々な楽しみ方ができる人気のスペースです。
基本的に木材を使うので、温度が変化しにくく四季を通じて裸足で歩くことができ、様々な住宅や庭に合わせやすいため、多くの家庭で設置されています。

無垢材ウッドデッキ

しかし、屋外に設置していることで劣化しやすく、一般的に天然木(無垢材)を使ったウッドデッキの寿命は5~15年程度と言われています。
最短の想定年数が5年と非常に短いですが、定期的なメンテナンスをすることで長く楽しむことができますので、ウッドデッキが劣化する原因を確認し、時折状態をチェックして必要なメンテナンスを行いましょう。

劣化したウッドデッキ

ウッドデッキが劣化する原因としては、様々な理由が挙げられますが、特に自然素材である無垢材は影響を受けやすいかもしれません。
その半面、人工木材は主な材料が樹脂ということもあり、耐水・耐久性に優れています。
(下記写真商品:中空デッキ材無垢柱材無垢フェンス材中空柱材無垢35角材

ウッドデッキ フェンス
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施工事例

それでは、ここからはウッドデッキが劣化する原因となりうる代表的なものをご紹介していきましょう。

■湿気

無垢材の場合、最も劣化が進みやすい原因が湿気です。
元々、ウッドデッキは屋外に設置するので雨で濡れてしまうことが多いですが、日当たりや風通しの悪い場所、湿度の高い場所などに設置した場合には、空気中や地面から吸収した水分まで長期的に木材に浸み込んでいますので、カビや腐食が進みやすくなります。

濡れたウッドデッキ

カビや腐食が進むと木材が柔らかくなり、部分的に剥がれ落ちてしまいます。さらに劣化が進むと、木材自体が折れてしまう可能性もあるため、非常に危険です。
水はけを良くするために勾配をつけたり、砂利やコンクリートで裏側からの水分の吸収を防いだりするなど、設置の時点でも工夫する必要があるかもしれませんね。
無垢材に比べると人工木材なら、そういった心配は不要です!雨や湿気でも劣化することなく長く楽しめます。

■白アリ

無垢材のウッドデッキで避けて通れないのが、白アリ被害の可能性です。
通常、ウッドデッキ用の無垢材には防虫加工が施されてはいますが、長期的に使用すると徐々にその効果が薄れていきます
その結果、気づかない内に白アリによる食害被害が発生し、荷重に耐えきれなくなってウッドデッキが崩れたり、床材や柱が折れたりする可能性があります。
特にソフトウッドの場合、白アリ被害が発生しやすいので注意が必要です。
無垢材に空洞音がないか、上を歩いたときにきしまないか、周囲にアリの巣のような土の塊ができていないかなどをチェックしてみましょう。

シロアリ被害

■紫外線

湿気対策としては、ウッドデッキの設置場所は日当たりや風通しの良い場所が理想です。しかし、紫外線によって無垢材の色あせやひび割れ、ささくれなどが生じてしまうことは避けられません。
これらを放置しておくと、裸足で歩いたときに怪我をしてしまうことがありますので、定期的に塗料の塗り直しを行う必要があります。また、屋根やシェードを設置すれば雨や紫外線による影響を抑えることが可能です。

ウッドデッキ テラス シェード

特に、無垢材は紫外線によってシルバーグレーに変色するものも多く、その色の移り変わりを楽しむという考え方もありますが、木独特の茶色っぽい色味がお望みであれば定期的なメンテナンスとして塗装をする必要があります。
人工木材も紫外線による影響は少なからずありますが、無垢材ほどではないので定期的なメンテナンスの必要もありません。
まずは無料サンプルで人工木材のポテンシャルを確かめてみませんか。

無料サンプル

ウッドデッキのメンテナンス

ウッドデッキは定期的にメンテナンスをすることで、劣化の進行を遅らせて長く綺麗な状態を保つことができます。基本的には、日ごろの掃除とシーズンごとの水洗いを行い(無垢材を除く)、時折防腐効果や防蟻効果のある塗料を塗ると良いでしょう。

ウッドデッキ

■日常の掃除

乾いた砂埃や落ち葉などは、放置しておくと木材の乾燥や腐朽菌の繁殖などの悪影響が生じます。また、これらの汚れが雨で濡れるとカビや頑固な汚れができてしまいますので、こまめな掃除が必要です。
汚れが溜まっていると感じたらほうきなどで汚れを掃きだしましょう
また、板の間に詰まっている埃も先の細いブラシなどで取り除くようにします。あわせて、木材にささくれやひび割れ、軋みなどがないか安全性を確認する習慣を身につけておくと、劣化に早く気づくことができます

ウッドデッキ ほうき

■シーズンごとの水洗い

ウッドデッキは雨や埃などで汚れやすいため、シーズンごとを目途に水洗いも必要です。カビや苔などは日ごろの掃除ではなかなか落とすことができませんので、この際しっかり磨いておきましょう。
基本的には、デッキブラシで汚れをこすり落として水洗いをするだけです。
ただし、長期間掃除をせずに汚れがひどくなっている場合や、ウッドデッキで飲食をしたときに付着した油汚れがある場合などは、中性洗剤を使ってこすると良いでしょう。

デッキブラシ

最後に水を流し、水はけが悪い場合には乾いた雑巾であらかたの水分をふき取っておくと安心です。高圧洗浄機がある場合には、そちらを使うのも良いかもしれません。
しかし、無垢材の場合はそうはいきません。木材の種類や材質によっては水洗いや洗剤の使用がNGの場合もあるので、事前にお掃除方法を確認しておくことが重要です。

お問い合せ
気になることがあればお気軽にお問い合せください

■傷みがひどい時には再塗装

こまめに掃除をしていても、色あせや塗料の剥がれなどは避けられません。
一般的には、3~5年ごとに塗り替えをするとウッドデッキが長持ちするといわれていますが、設置場所や使用している木材によっても異なります。
色あせや色ムラが気になる、黒ずんだ汚れが洗っても落ちないなどの状態になったら、再塗装を検討すると良いでしょう。

ウッドデッキ メンテナンス

デッキ材の素材にもよりますが、写真のように無垢材で状態があまりひどい場合には研磨した後に塗装をしたりすることもあります。

再塗装の方法と費用について

ウッドデッキの再塗装は、DIYで行うことも可能です。
まずは作業をする前に、デッキ全体に水を流して汚れを浮かしたのち、中性洗剤を使ってウッドデッキでしっかり汚れをこすり落とします。
(※無垢材の場合は事前に水洗い等が可能か確認してから行いましょう)
木材の水分は塗装の仕上がりに大きな影響を与えますので、洗浄の後は天気の良い日に2~3日かけて自然乾燥させましょう。

デッキ掃除

乾燥させたのち、細かい汚れを落として塗料をしみ込みやすくするため、電動サンダーやサンドペーパーで表面をまんべんなく薄く削ります。
外壁や金具部分などの木材以外の場所はマスキングテープやマスカーで養生しておきましょう。

電動サンダー

下準備を終えたら、いよいよ塗装です。
ハケは油性用と水性用がありますが、塗料に合わせて選ぶこと、質の良いものを選ぶことで仕上がりが綺麗になります。
塗料はいろいろなメーカーから販売されていますが、キシラデコールのように防腐・防カビ・防虫効果があり、耐候性をもつものを選ぶと、ウッドデッキの耐久性がアップします。

塗料は開封前によく攪拌し、上から下へ薄くムラなく塗っていきましょう。木目にそって丁寧に塗り、板と板の隙間や裏側など、見落としやすい箇所もきちんと塗装することが大切です。
2~3度塗りをすることで、耐久性や塗料が持つ効果がさらに発揮されます。

刷毛

ウッドデッキの塗装にかかる費用は、ウッドデッキの構造や大きさによるところが大きいです。
業者様に依頼した場合には1平方メートルあたり5,000~8,000円程度ですが、ひび割れの補修などで追加の請求が発生することもあります。
広いウッドデッキほど、再塗装の費用は高額になりますが、プロの目線で木材のトラブルの早期発見や補修などをしてもらえますので、diyでメンテナンスをする自信がない方は業者様を利用するのも良いでしょう

ウッドデッキ比較

一方、自分で再塗装する場合には、最初に道具を揃えなければなりません
一通り道具をそろえた後ならばそれほど費用は掛かりませんが、再塗装をする時間がない人や、工程が面倒で何度もDIYをする予定がない人ならば、業者に依頼した方が安く済む場合もあります。

刷毛

自分で塗装をする場合、サンダーやマスカー、マスキングテープ、刷毛、塗料用カップもしくはバケツなどの道具をそろえる必要があります。
また、塗装のたびにペンキなどの塗料を用意しなければなりませんので、DIYでも無料で済ませられるわけではありません。
特に、ウッドデッキの塗料は毎回必要になりますので、他の道具がそろっていてもどの塗料を選ぶかで必要な金額が大きく異なります。

DIY

一般的な金額として、サンダーが1万円前後、塗料が1平方メートルあたり1,500~2,000円程度となっていますので、道具をそろえる必要がない2回目以降であれば、業者に依頼するよりも安く抑えることは可能です。
その点、人工木材のウッドデッキであれば塗装やメンテナンス費用が他と比べてみても掛からないので長いスパンで見ると低コストに繋がるでしょう。

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メンテナンスフリーの人工木材

無垢材は定期的な掃除やメンテナンスが必要ですので、ウッドデッキをもっと気軽に楽しみたいという人には負担を感じることもあるかもしれません。
また、最近はあまり見かけませんが、アルミやスチールといった丈夫な金属のデッキやベランダ、バルコニーでは、熱が伝わりやすいため、夏は熱く、冬は冷たくなりすぎて寛いだり、楽しむことが難しいと思うことも考えられます。

古いベランダ

そこでおすすめなのが、メンテナンスの必要がほぼない人工木材です。
アートウッドではウッドデッキにぴったりのハードウッドや肌あたりの柔らかいソフトウッドなどの無垢材も取り扱っていますが、多くの木材に触れた経験を活かし、天然木の良さと人工木材ならではの利便性を突き詰めたEee-Woodを取り扱っています。

ウッドデッキ 人工木
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人工木 メンテ

こちらの人工木材は、多くの木材を扱ってきたアートウッドのオリジナル商品で、純度100%の天然木粉を使用しています。
手触りや質感、風合いなどが天然木素材に非常に似通っており、一見人工木材とは見えない点が大きな魅力です。
さらに、天然木では実現不可能な耐久性を誇っており、一度設置すればメンテナンスの必要性がほぼないというメリットから、多くの公共施設や一般家庭で利用されています。

人工木 成分

Eee-Woodの大きな特徴は、天然木と遜色ないほどの風合いと、人工木材の耐久性を兼ね備えている点です。
多くの木材に触れて利用者の声を聞くことにより、改良を何度も重ねたEee-Woodは、無垢材と遜色ない見た目ながら20年以上の耐用年数を誇っています。
また、再塗装や定期的なメンテナンスをほぼ必要とせず長く気軽にウッドデッキを楽しみたい
というニーズにぴったりです。(下記写真商品:中空デッキ材 NB(Hナチュラル)

ウッドデッキ ガーデン
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加えて、無垢材は品質の高いものを購入しようとすれば初期コストが高額になりがちですが、Eee-Woodならば人工木材ならではの気軽な価格で高級感のあるウッドデッキを作ることができます。
メンテナンスの手間が面倒という人にとっては、ウッドデッキの素材として非常に理想的であると言えるでしょう。

無料サンプル

ウッドデッキはメンテナンス不要が人気

無垢材のウッドデッキは高級感があって質感に優れていますが、屋外に設置しているので劣化しやすく、こまめなメンテナンスが必要です。これからウッドデッキの導入をお考えならば、メンテナンス不要で無垢材の質感に引けを取らない人工木材の導入を検討してはいかがでしょうか。(下記写真商品:中空デッキ材D135中空100角柱材、フェンス 無垢ボード材B100

ウッドデッキ
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この記事を監修した人

一級建築士事務所サーロジック株式会社 高尾 裕稔

人工木で作るウッドデッキは、天然木のウッドデッキよりも長持ちします。さらに施工方法も天然木とさほど変わらないため、気軽にdiyに挑戦してみませんか?
自分で作ったウッドデッキでくつろぐ時間は、格別なものになると思います。

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