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塗装はウッドデッキに必要?塗料などポイントを詳しく解説!

2022年10月06日
ウッドデッキ 人工木材

せっかく設置したウッドデッキは、できるだけ綺麗な状態で維持したいですよね。

しかしウッドデッキを綺麗に維持し続けるには、面倒なメンテナンス塗装が必要不可欠です。
この記事ではウッドデッキの塗装が本当に必要な理由、塗料の種類、塗装手順や注意点、塗装が面倒、苦手な方のための塗装の必要のない木材等をご紹介いたします。

目次

人工木材売上本数56万本

ウッドデッキに塗装が必要な理由

ウッドデッキ塗装

ウッドデッキに塗装が必要な理由を弊社までよくお問い合わせがあります。

ウッドデッキは当たり前のことですが、使用すればするほど劣化していきます。劣化しだしてから色落ちが目に見えるので、一番気になるのではないでしょうか?

そもそもウッドデッキは日当たりの良い場所に作ることが多いため、日焼けによる劣化は避けることができません。また、紫外線はもちろん外に設置するモノである以上、激しい雨風や長雨にさらされて腐食やカビが生じるだけではなく、雨により割れや反りが発生することもあります

これらの劣化を避けるために必要なのがメンテナンス塗装です。

塗装をすることにより木材の表面が保護され、紫外線や雨風から守ることができます。

もしこの塗装をせずにウッドデッキを使い続けていると、木材に水分が浸透していき中から腐ってしまったり、紫外線による劣化により見た目が変わっていくのはもちろん、とげやササクレが発生し、使用するのが危険もしくは困難な状態になります。このような状態になってしまうと、ウッドデッキのリフォームをするしかありません。

そうならないためにも、しっかりとした手順でメンテナンス塗装を行いましょう。

ウッドデッキに使用する塗装料の種類

塗装料

ウッドデッキの塗装の必要性が確認できたので続いて、塗料についての解説です。

ウッドデッキの塗装に使用するモノは大きく分けると「浸透型」「造膜型」の2種類に分かれます。

浸透型

浸透型とは木材の内部に塗料が吸収されるタイプです

木目が残るという特徴があり、木材を保護する成分が内部に浸透するため、内側から腐食を防ぐことができ、内側からの腐食が心配な方におすすめです。

※塗膜が作られないため、木目が表面に綺麗に出るのが特徴です。

耐久性は低いので12年ごとの塗装が必要です。

造膜型

造膜型とは木材の表面に塗料の幕を塗り、木材の劣化を防ぐタイプです

いわゆるペンキと呼ばれるもので、木目は塗りつぶされるくらいしっかりとコーティングをするため、傷や色褪せが激しく塗料で隠したい場合に適しています

※強い紫外線に当たると、塗膜がひび割れたりはがれたりするため注意が必要です。

 

塗装のタイミングは長く見て35年程度が目安になります

 

どちらもウッドデッキに向いていそうですが、一般的に【浸透型】の方がウッドデッキの塗装に使われることが多いです

その理由は先述した通り、浸透型は表面に塗膜ができず木目が綺麗に残るので、木の手触りや温かみのある雰囲気を出し、ウッドデッキの魅力を引き出すことができるからです。

また、木材事態に塗料がしみ込んでいくので、塗料が剥がれる心配もありません。

さらに塗料に詳しく分けると「水性塗料」と「油性塗料」に分かれます。

水性塗料

水性塗料とは主な成分が水なので、乾燥時に水が蒸発する仕組みになっています。塗料の粘度が高めですが、薄める時は水を使用するため匂いが少なく、小さなお子様やペット等がいらっしゃるご家庭は水性塗料が安全です

また水を使用した作業工程なので初心者にも扱いやすい塗料です。

ただ水性塗料は耐毛魔性が弱く、耐候性も油性塗料と比べると劣るため耐久性にも不安がありますが、近年では改良されたことから耐久性が向上した商品もあります。

油性塗料

油性塗料は木部塗装に使用される油性塗料はオイルステインと呼ばれ、一般的にウッドデッキ塗装で多く使用されています。

主な成分が油でできており、木材に密着しやすいことから雨に強く耐久性に優れています。

 

ただ、塗料を薄める際は専用のペイント薄め液やシンナー等を使用します。臭いがきついだけではなく、水性塗料に比べると価格が高く、DIY初心者にとっては扱いが難しい塗料です。

 

水性塗料・油性塗料を比べると【油性塗料】の方が耐久性が高いので、ウッドデッキには良く選ばれています。まとめるとウッドデッキに適した塗料は【浸透型の油性塗料】がお勧めです。

ただ先述した通り、油性塗料は扱いが難しいので初心者やDIYに不慣れな方は【浸透型の水性塗料】を選びましょう。

人気の塗料をピックアップ!

●キシラデコール

キシラデコール

木材保護塗料として有名なキシラデコールは全国の重要文化財や公共施設に使用されている商品です。

ウッドデッキの木目が分かる浸透型の塗料で、特に薄めることなくこのまま使用できます。

【特徴】

・日光や雨風に強い耐候性顔料の効果で鮮明な色が長持ち、長期木材を保護する。

・木材に浸透し、表面に余分な塗膜を作りません。木の通気性を保つため木の呼吸を妨げないので塗膜の膨れ、割れが起こらない。

・刷毛さばきが良いためムラになりにくいので簡単に仕上がる。

・塗膜ができないので、塗り替えもゴミやほこりを落とすだけで上塗りすることができるなどメンテナンス性に優れている。

・木材の内部に浸透し、内部から防腐・防カビ・防虫効果を発揮する。

・外部機関の各種試験で安全性を確認している。

(キシラデコール公式ホームページより抜粋:https://www.xyladecor.jp/products/xyladecor.html

●ステンプルーフ

ステンプルーフ

ステンプルーフはキシラデコールとほぼほぼ性能は変わりませんが、水に濡れた時の撥水性がキシラデコールよりも高い数値が出ています。ただ、色褪せはキシラデコールよりもステンプルーフの方が早く起こります。価格はキシラデコールとあまり変わりません。

【特徴】

・雨が木材に降りかかると、雨の中にある空気中のホコリが木材の表面に付着し屋外の木材は汚れるが、ステンプルーフは撥水性に優れているので雨をはじき汚れない。

腐れを引き起こす腐朽菌は水分なしでは繁殖しない。ステンプルーフを塗装すれば木材の吸水を防いで、常に乾燥状態を保つことができ、ステンプルーフに含まれた防腐剤の高い性能も効果的に引きだせるため、腐れが発生しにくい。

木材のヒワレ、ソリ、ネジレなどの被害は、天候の変化による吸水・膨潤・乾燥・収縮の繰り返しに原因する。ステンプルーフには木材の含水率をほぼ一定にさせる効果があるため、乾燥の差を小さくし、このような被害の発生を防ぐ。

(ステンプルーフ公式ホームページより抜粋:https://www.koshii.com/works/stemp.html

ウッドデッキの塗装のタイミング

これまで説明してきたようにウッドデッキは塗装することにより紫外線や雨(水)から守られるので、定期的な塗装をしていくことで、より長持ちするウッドデッキになります。

木目を活かした風合いのままの塗装をしたい場合や淡色の色合いの場合も、劣化が進むと目立つので、早めの塗り替えがお勧めです。

塗装の頻度は各々のウッドデッキで違いますが、色褪せや汚れが目立つ場合や、とげやひび割れなどの劣化サインがでてきた場合は塗装のタイミングになるので、早めに対応いたしましょう。

ウッドデッキの塗装をする手順

1.ウッドデッキを綺麗に掃除する

ウッドデッキ掃除

まずは全体をほうきがけし、砂利石やチリ・ほこり等を取り除いた後、デッキブラシ等を使用して水洗いしてください。

コケやほこり等はこの時点でできるだけ取り除いてください。

※ほうき掛けをせずにブラシでこすると砂利などの影響でウッドデッキに傷が付きやすくなるので、デッキブラシでこする際は必ずほうきがけをしてから、水洗いしましょう

水に濡れた状態のウッドデッキには塗装できないので、しっかりと乾ききるまで待ちましょう

(大体半日から1日程度待つ。季節によって変わるので設置状況に合わせてご確認ください。)

2.補修

ビスや金具の不具合をチェックし、不具合がある部分は補修していきましょう。

割れがある場合はパテなどで埋めてください。

3.下地処理

下地処理 ウッドデッキ

ササクレやとげができている場所、ウッドデッキが欠けている場所は塗装しづらいので、やすりがけをし、表面をフラットにしておいてください。(触ってみて表面に凹凸がなくなればOKです。)

※ウッドデッキのササクレは放置したままだと怪我の原因にもなるため必ず補修するようにしてください。

4.養生

養生テープ

塗料がサッシ枠や窓、建物、コンクリート床や外壁塗装などにつかないようにウッドデッキの周囲をテープやシート等で養生していきましょう。

5.塗料の準備

塗料の中に顔料が沈殿している事が多いので、準備した塗料はよく混ぜてください。(水と顔料に分離している状態だとムラの原因になります。

段々と粘土の高い質感、全体的に色合いが同じにって来たらOKです。

6.塗装

ウッドデッキ 塗装方法

塗装は刷毛を外から中に塗るよ鵜にしてください。

塗り終わりは刷毛に圧をかけず、ゆっくりとなでるように塗り終わるようにしてください。

※力を入れすぎると、液が飛び散る原因となります。

また、ウッドデッキの隙間(目地)や裏側まで丁寧に塗るようにしましょう

7.乾燥

塗装後に養生シートを剥がし、数日欠けて乾かすようにしてください。

ウッドデッキに塗装する際の注意点

1.天気

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ウッドデッキの塗装を長持ちさせる、見た目を綺麗に仕上げるためにはしっかり乾かす作業が大切です。

塗装後、13日程かけて乾燥させる必要があります。

その為ウッドデッキのメンテナンス塗装をする前に、数日分の天気を確認してから塗装を始めましょう。万が一、作業中や乾燥中に雨が降った場合、雨跡が表面に付着して仕上がりが悪くなる恐れがあります。

またお天気でも風が強い場合砂利等が飛んできて付着する場合もあるので、風にも注意してメンテナンスに取り組んでください。

2.塗装料の缶の形

ウッドデッキ 塗装

塗料が入った缶の形状は大きく2種類あります。

長方形型の四角形のものと、筒状の円形のものです。

通常は先述した通り液体が分離しているので、混ぜ合わせる必要があります。

缶自体を振って混ぜ合わせることもできますが、均一になる様に混ぜるには棒状のもので混ぜ合わせる必要があります。その為四角形よりも円形のものの方が使用しやすくなります。

また円形であれば直接刷毛を入れて使用でき、別に容器を用意しなくてもいいので、後々の後片付けも楽になるので便利です。

3.乾燥にかかる時間はあらかじめチェック

ウッドデッキ 塗装

ウッドデッキはしっかり乾燥させることでより美しいデッキに仕上がります。表面は乾いていても、内部まで乾燥するには時間を要します。乾ききらないうちにどんどん重ね塗りすると、ムラの原因となり仕上がりに影響するのでしっかりと乾燥させてください。

目安として23度以上だと2~3時間、5~10度だと8時間以上はかかります。
特に少しでも気温が低いと乾燥に時間がかかかるため、気温の高い時期に塗装をするのがおすすめです。

ウッドデッキ塗装が不要なおすすめ商品

人工木ウッドデッキ

これまで塗装の必要性や方法等をご説明してきましたが、記事を読んでいる中で「手間がかかる」と感じたのではないのでしょうか?

ウッドデッキを手軽に楽しみたい、そんな方におすすめなのが「人工木材で作ったウッドデッキ」です。

人工木材とはその名の通り人工の木材です。

木粉に樹脂材を混ぜ合わせることにより、塗装などのメンテナンスをしなくても綺麗に長持ちすると言われています。この人工木材は混ぜ合わせる材料によって見た目や質感が異なるので、メーカーによって人工木材の種類は変ります。

人工木材 イーウッド

今回ご紹介するおすすめ商品は人工木材Eee-Woodです。Eee-Woodは人工木材にも関わらず、見た目はもちろん触り心地など全てにおいて天然木材を忠実に再現し作られたもので、初めて見たり触ったりする人はそのリアルさに驚きます。もちろん人工木材なのでウッドデッキの面倒なメンテナンスも必要ないため、これまでご説明してきた手間がかかる塗装も必要ありません。

メンテナンス塗装が必要なウッドデッキは天然木材で作られていることが多く、恐らく木の風合いにこだわってる方が多いと思います。天然木の様な風合いを持ちながら、人工木の特性を持ち合わせたEee-Woodであればメンテナンスせずに木の風合いあるウッドデッキを楽しむことができます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

ウッドデッキは塗装することで雨風や紫外線から守られ、より長く綺麗に保たれることが分かりました。しかし定期的な塗装も手順や注意点が多く何より時間をとられます。メンテナンス塗装は塗るのは簡単ですが、塗る前後の作業が大変です。

その為メンテナンスフリーのリアルな天然木の様な人工木材でウッドデッキを作ることにより、あらたのQOLがぐんと上がるのではないでしょうか?

手間暇かけることなく綺麗に長持ちするので、この記事を読んでメンテナンスが面倒だなと感じた方は是非人工木材でのウッドデッキをご検討ください。

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