スタッフブログ

ルーバーを建築する際に知っておきたい役割とメリット

2023年03月20日

住宅のエクステリアなどを施工する上で、ルーバーは非常に使い勝手の良いアイテムです。格子になっているラティスなどと混同されがちですが、目隠し効果が高いのはルーバーと言えるでしょう。以下では、それがどういうものかについて、役割やメリットと併せて詳しく解説していきますので、ぜひ参考にしてください。

ルーバー

この記事のポイント

✔︎ルーバーについての知識が深まる
✔︎おすすめのルーバーの素材やタイプがわかる

目次

電話番号バナー

ルーバーってどんなもの?

まずルーバーというのは、羽板と呼ばれる細長い板を平行に並べて作られているアイテムです。羽板を縦に並べているものもあれば、横に並べているものもあるなど、そのデザインは多種多様です。

ルーバー 人工木
ルーバー 人工木

また、使われる素材も伝統的な木材だけではなく、アルミやステンレス、木材などから作られている商品もあります。元々は、louverという英単語から作られた建築用語の一つで、日本語では他に「鎧戸(よろいど)」や「ガラリ戸」などと呼ばれるケースもあります。

ルーバー 
アルミ
ルーバー 
ステンレス
木材 ルーバー
木材

注文住宅の外壁や、庭や室内の目隠し、エアコンの室外機の囲いやマンションの屋上の設備周りなど、様々なところに使用されるアイテムとなっており、その目的も様々です。注意深く観察すれば身の回りの様々な場所で目にすることができるでしょう。

ルーバー 
電話 バナー

ルーバーの役割とは?

次に、ルーバーの役割についていくつかの視点から順を追って見ていくことにしましょう。

人工木材 ルーバー

(上記写真商品:無垢35角材 BL(モダンブラック)

■採光の調節
ルーバーが果たす役割の一つは、外部から入ってくる光の量を調節するというものです。例えば、直射日光が差し込む場所にルーバーを設置することによって、光量を減らすことができるのです。

ルーバー 日光

壁や塀を設けて日光を遮るというのも一つのやり方ですが、それだとまったく光が入り込まなくなってしまうので、差し込んでくる陽の光を適度に減らしたいような場合にルーバーは使い勝手の良いアイテムであると言えるでしょう。

光 差し込む

なお、差し込む光の量を減らせば、それによって気温の上昇も抑制できるので、ルーバーには設置した場所の温度をコントロールするという役割も期待でき、結果として省エネやエコにつながります。

エコ

■通風・換気
ルーバーの羽板と羽板の間には一定の空間があるため、壁や塀などに代えて設置することによって、その場所の通風性や換気性を向上させることが可能です。同じような役割を果たせるアイテムとしては窓がありますが、通風や換気を行うためには窓を大きく開ける必要があり、防犯対策上あまり効果的ではありません。

窓 解放

これに対し、ルーバーの場合には、羽板間の隙間はそれほど大きくないので、セキュリティ面で大きな問題が生じるケースは比較的少ないです。

ルーバー

また、窓は外構部に設置するのにはあまり向きませんが、ルーバーであれば違和感なく設置することができます。もちろん、窓を使用することにもメリットはありますが、通気性や換気性を高めつつもセキュリティも重視したいといったような場合には、ルーバーを採用した方が良いかもしれません。

ルーバー 人工木

■目隠し
ルーバーには、外部の視線からの目隠しとしての役割も期待できます。壁や塀のように視線を完全に遮ることは難しいのですが、隙間が狭いタイプのルーバーを選べば、ある程度外部から見えないようにすることは可能ですし、逆に少し隙間が広めのタイプにすれば、適度な解放感を演出したりすることもできるでしょう。

人工木 ルーバー

(上記写真商品:無垢35角材 NB(Hナチュラル)

曇りガラスの窓でも視線を遮ることはできますが、前述のように窓の場合にはセキュリティ面で少し注意すべき点があるので、安全性も確保しつつ目隠しもできるルーバーは非常に便利なアイテムなのです。

 ■風除け・雨除け
風除けや雨除けも、ルーバーが果たせる役割の一つです。隙間があるので、風や雨の侵入をすべて防ぎきれるわけではないものの、それなりの効果はあるので、適度に喚起をしながら風や雨からも内側を守りたいというような場所にはルーバーを設置するのがおすすめです。

ルーバーフェンス 内側

⇩⇩もっと見たい!ルーバーの施工事例はコチラ⇩⇩

フェンス バナー 施工事例

素材別ルーバーのメリットとは?

続いて、ルーバーを設置することによって得られるメリットについて説明しておきます。素材によってメリットは異なるので、それぞれの特徴を見極めてニーズに合うものを選ぶ必要があります。

メリット

■アルミ製のルーバーのメリットとは?
アルミ製のルーバーは、主に建物の外構部分に用いられることが多いものです。そのメリットは、何といっても腐りにくく、耐久性に優れているという点です。

アルミ ルーバー

また、不燃性の素材ですので、耐熱性や耐火性に優れているというのもこのタイプのルーバーのメリットであると言えるでしょう。加えて、汚れが付着しにくく、仮に付いたとしても布などで拭けば簡単に取れるというメリットもあります。

電話 バナー

■木製のルーバーのメリットとは?
アルミ製のルーバーと並んで多いのが、木製のルーバーです。木製のルーバーのメリットは、ナチュラルな雰囲気を演出しやすいという点にあります。天然素材ならではの温かみのある雰囲気を醸し出せるので、エクステリアに加えて、インテリアとして使用しても良いでしょう。

木製 ルーバー

また、加工しやすい素材であるため、様々なデザインの中から自分の好みに合うものを選べるというのも木製のルーバーのメリットと言えます。途中で切断したりすることも容易なので、規定外の幅のスペースにも少し加工すれば手軽に設置することが可能です。

人工木材 ルーバー

木材の中でも特におすすめなのが人工木材です。様々なメーカから販売されていますが、アートウッドの人工木材「Eee-Wood」は、見た目は天然木材の風合いでありながら、腐りにくくメンテナンスもほとんど必要のない素材です。天然木同様に加工もしていただけます。まずは無料サンプルにてその質感をお確かめください!

無料サンプル請求

■ガラス製のルーバーのメリットとは?
ガラス製のルーバーは、窓の代わりに用いられるケースも多いのですが、その最大のメリットは腐りにくく、水回りなどで使い勝手が良いという点にあります。

風呂場 ルーバー

それに加えて、光を通しやすい素材なので、ルーバーの内側が暗くなりにくいというのもメリットであると言えるかもしれません。外から中が見えてしまうのではという不安は、曇りガラスを採用すれば解消できます。

アートウッドでは、5種類のラインナップから選べるウッドフェンスセットがございます。もちろん、ルーバータイプもご用意しておりますので、ぜひご覧ください!

フェンスセット

注意点とおすすめのタイプとは?

ここまで見てきたように、ルーバーの特徴や違いは素材によって様々です。もっとも、メリットがある一方で注意すべきポイントもありますので、ここではそれらについて見た上で、特におすすめのタイプについても併せて紹介します。

ポイント

■アルミ製のルーバーの注意点とは?

アルミ ルーバー

アルミ製のルーバーを使用する際に注意しなければならないのは、衝撃に弱いという点です。少しの衝撃で凹んだり、傷がついてしまったりするので、大きな物が通るような場所に設置するのにはあまり向きません。また、塗装がしにくいので、自分好みの色合いに仕上げにくいという点にも留意しておく必要があります。

■木製のルーバーの注意点とは?

木製ルーバー

木製のルーバーを使用する際には、虫がつきやすく、腐りやすいという点に注意しなければなりません。放っておくとすぐにダメージを受けて使いものにならなくなってしまう恐れがあるので、そういった事態を防ぐために定期的に腐食剤を塗る必要があります。また、木でできているので、耐火性がそれほど高くないというのも要注意です。

■ガラス製のルーバーの注意点とは?

ガラス製ルーバー

ガラス製のルーバーの注意点として挙げることができるのは、衝撃にそれほど強くないということです。何かがぶつかった時にすぐに割れてしまうだけでなく、破片が周囲に散らばって怪我をする原因になる恐れもあります。また、他の素材のルーバーに比べると、ガラス製のルーバーは少し値が張るという点も併せて頭に入れておくと良いでしょう。コストパフォーマンスを重視するのであれば、他のタイプのルーバーを検討した方が良いケースもあります。

■おすすめのタイプとは?

以上で見てきたように、アルミルーバー、木製ルーバー、ガラスルーバーには、いずれも採用するにあたって注意しなければならないポイントがいくつかあります。そのような注意点が気になるという方におすすめなのが、アートウッドが取り扱っているEee-Woodと呼ばれる人工木材でできたルーバーです。

人工木材 ルーバー

(上記写真商品:無垢ボード材 NB(Hナチュラル)無垢柱材 NB(Hナ

チュラル)中空柱材 NB(Hナチュラル)

人工木材というのは、木粉と樹脂(プラスチック)を主原料として作られる素材で、正式には木材・プラスチック再生複合材と呼ばれるものです。この人工木材で作られたルーバーは、木製のものと同じく、加工等が容易にできる一方で、腐りにくく、防腐剤の塗装も必要ないので、メンテナンスの手間はほとんどかかりません。

人工木材 成分表

また、木製やアルミ製のものよりも頑丈で、かつ耐燃性にも優れているため、様々な場所で使用することが可能です。ガラス製のルーバーに比べると価格がリーズナブルであるというのも、ユーザーにとっては嬉しいポイントでしょう。

加えて、木と同様のナチュラルな外観を有しているので、自然な雰囲気を作り出したい場所に設置しても違和感を感じることはありません。比較的簡単に加工できるので、設置場所を選ばないというのもこの素材をおすすめする大きな理由の一つです。

ルーバー

(上記写真商品:無垢ボード材 LB(ライトブラウン)無垢柱材 LB(ライトブラウン)

このように、人工木材は他の素材のデメリットの多くを解消できるスペックを備えていますので、これからルーバーを設置しようと考えている方は、ぜひ採用することを検討してみると良いでしょう。diyで自作を考えいる方は、フェンスセットもおすすめです!

⇩⇩3分で出来る無料お見積りはコチラ⇩⇩

無料お見積り

ルーバーは人工木材がおすすめ!

様々な素材でできたルーバーが存在する中で、結局おすすめなのは人工木材で作られているルーバーです。中でも、アートウッドが取り扱っている「Eee-Wood」は、安全性や耐久性、メンテナンス性に優れた使い勝手の良い素材ですので、ルーバーを設置する際には前向きに採用することを検討してみてください。

人工木 ルーバー

(上記写真商品:無垢35角材 BL(モダンブラック)

電話 バナー

この記事を監修した人

一級建築士事務所サーロジック株式会社 高尾 裕稔

ルーバーは、目隠しフェンスや日除けとしても大変使い勝手が良く人気の高いアイテムです。
さまざまな素材のルーバーがありますが、人工木材を選択いただくことでメンテナンスの手間からも解放され、小さなお子様がいるご家庭でもササクレ等による怪我の心配もせず安心してご利用いただけるのではないでしょうか。
ぜひ「Eee-Wood」のルーバーフェンスをご検討ください!

ウッドフェンスの商品はこちら

ウッドフェンス バナー

ウッドフェンスの施工事例はこちら

施工事例

関連するコラムはこちら

目隠しルーバーフェンスとは?

人工木材ルーバーが最適な訳とは?

気になる視線は後付けフェンスでしっかり目隠し!

フッタータイトル