アウトドア人気の高まりと共に、ウッドデッキも注目度が増しています。カフェなどの店舗だけではなく、商業施設や住宅でもウッドデッキを取り入れるケースが増えています。天然の木を用いたウッドデッキは経年劣化で色落ちしたり、ささくれができたりするので、メンテナンスが必要です。
この記事では、ウッドデッキや目隠し用のフェンスのメリット、メンテナンスフリーな素材について解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

詳しい施工事例はこちら
<この記事のポイント>
✔︎人工木ウッドデッキのメリットがわかる
✔︎ウッドデッキを設置する際の注意点やポイントがわかる
更新日:2023/5/23
初稿:2022/11/12
<目次>
・目隠しウッドデッキの高まる人気
・ウッドデッキの目隠しで快適性を!
・ウッドデッキの問題点を解決!
・ウッドデッキの目隠しを設置する際の注意点
・ウッドデッキ「Eee-Wood」の施工例
・ウッドデッキを設置するなら「Eee-Wood」

目隠しウッドデッキの高まる人気
キャンプ人気の高まりで、アウトドア関連の商品が注目されました。また、コロナ流行によって換気の重要性も見直されたこともあり、住宅だけではなく、商業施設やショップでもウッドデッキを設置するケースが増えています。ウッドデッキを導入するそれぞれのメリットは、以下のとおりです。
■住宅
「ベランピング(ベランダで気軽に楽しむアウトドア)」という造語が登場するほど、アウトドア人気が高まっています。キャンプ場を利用する人も増えていますが、自宅の庭で気軽にアウトドア気分を楽しむためにウッドデッキを設置するケースも増加傾向です。
また、他人との接触を避けられるため、感染症対策を講じながらレジャーを楽しめるメリットもあります。

詳しい施工事例はこちら
■店舗
販売店舗やカフェのテラスなど、飲食店でもウッドデッキを設置するケースが増えています。メリットは2つあり、1つはキャパシティーの増加です。感染症対策の一環で、人が密集しないように店舗内では間隔を空けるようになりました。そのため店舗に入ることができる人数は減りましたが、ウッドデッキには、人が密集することなく店舗のキャパシティーを増加させられるメリットがあります。ウッドデッキを設置することで対応できる来客人数を増やしたケースもあるようです。

もう1つのメリットは、店舗の強みを増やせることです。カーディーラーやバイクの販売店などでもウッドデッキを設置するケースがあります。来客の方々におしゃれでくつろげる空間を提供することで、店舗の強みを増やす効果があります。車やバイクの購入を悩んでいる人が落ち着いて考えたり、待ちくたびれた子どもが楽しく遊んだりする場としての活用方法があるようです。

詳しい施工事例はこちら
■商業施設
商業施設の1階や屋上には、もともとウッドデッキが設置されているケースがあります。屋外では雨や風にさらされるため、天然の木材だと経年劣化に対するメンテナンスが必要でした。色落ちしたウッドデッキは見た目が悪く、ささくれを放置するとお越しになったお客様がケガを負う可能性があります。
メンテナンスには手間と費用がかかりますが、建材を人工木材に替えればメンテナンスにかかる負担を軽減することが可能です。新たにウッドデッキを設置して施設の利便性の向上を図るのはもちろん、既存のウッドデッキを人工木材で改装し、ランニングコストを抑えるケースもあります。


ウッドデッキの目隠しで快適性を!
商業施設や店舗、住宅の外構にウッドデッキを設置する場合に、併せて考えたいのがフェンスやルーバーです。ルーバーは間隔を空けて板を並べたもので、格子やフェンス同様、目隠しなどの役割を担います。ウッドデッキを設置する際に、目隠しが有用な理由は以下の3つです。
■周囲からの視線を遮り、空間の快適性が増す

■雨や風除け

■日差し除け

ウッドデッキの問題点を解決!
屋外に設置するウッドデッキは、経年劣化に対するメンテナンスに手間や費用がかかることが難点でした。この問題を解決するために開発されたのが人工木材です。人工木材の専門店「アートウッド」が提供する「Eee-Wood」を例に、概要やメリットを紹介します。

■原材料は高密度ポリエステルと木粉
「Eee-Wood」は高密度ポリエステルと木粉でできています。高密度ポリエステルを用いているため、高い耐久性が特徴です。また、木粉を混ぜることで本物の木に近い質感が再現されています。

■塗装や防腐処理の必要がない
ウッドデッキに天然の木材を用いる場合は、塗装や防腐処理を施すのが一般的です。ウォールナット材のようなおしゃれで高級感のあるウッドデッキを目指すなら、木目を活かしながら黒い塗料を塗るのがいいとされています。また、雨で木材が腐ったり、シロアリなどの害虫の被害に遭ったりしないように防腐処理も必要です。特に腐敗が進んだウッドデッキは床が抜ける等でケガをする危険性があるので、天然の木材を用いた場合には防腐処理は必須です。ただし、塗料にしても防腐処理にしても、時間が経つと劣化するため塗り直さなければいけません。

一方、人工木材の「Eee-Wood」は初めから色付けされているので、塗装しなくてもモダンブラックカラーやライトブラウンカラーなどを選べます。塗料や防腐処理の塗り直しも不要なため、メンテナンスの手間と費用を抑えられます。

デッキ材に限らず、何かを選び、商品を探すときには実際に実物をご覧になりたいという方も多くいらっしゃいます。そのため、アートウッドでは無料サンプルを皆様におすすめしております。

■加工が容易
「Eee-Wood」は加工が容易で、耐久性を高めたい場合は厚みを増したり、軽量化を優先するなら中を空洞にしたりするなど、加工のバリエーションも豊富です。
耐久性が求められる床板には厚みのあるデッキ材を、耐久性を保ちつつ軽量化が求められるデザインには中空デッキ材が適しているでしょう。デザイン性を高めるために表面にビスの見えない加工を施したデッキ材などもあります。
本物の木材と同じように好きなサイズに簡単にカット可能ですので、ウッドデッキのデザイン性の向上にもつながるでしょう。もちろん、diyをしたいという方にもおすすめです。


ウッドデッキの目隠しを設置する際の注意点
メリットが多いウッドデッキの目隠しですが、実際に設置するには以下の3つに注意しましょう。
■解放感を損なわない
ウッドデッキのメリットの1つは、開放感です。
家の庭に設置した場合は気軽にアウトドア気分を楽しめ、カフェに設置すれば青空の下、風を感じながら充実した時間を過ごせることでしょう。
近隣の住民や通行人の視線を遮ることで快適性を高めることができますが、目隠しのためのフェンスをあまり高くし過ぎると圧迫感が増し、開放感を損ないます。座った状態では、高さ1メートルほどのフェンスやルーバーがあれば周囲からの視線が遮られます。ウッドデッキ自体の高さが30~40センチメートルあるので、1.3~1.4メートルの目隠しであれば開放感を損なわずプライベート空間を演出できるでしょう。

詳しい施工事例はこちら
■風通しを考慮する
視線を遮るために周囲をすべて囲おうとすると、風通しが悪くなる場合があります。換気の悪さは、カビの繁殖や感染症対策の観点からも良いとは言い難いです。目隠しを設置するエリアは、周囲からの視線が気になるところに限定し、風の通り道を確保するようにしましょう。
また、板の間隔が空いているルーバーも有用です。座った状態で顔がくる位置は間隔を狭くして、それ以外は板の隙間を空けるなど、アレンジをすれば視線を遮りながら風通しを保つことができます。

■日当たりにも考慮
ウッドデッキに目隠しを設置する場合には、日当たりにも注意しましょう。視線や日差しを遮るために目隠しは必要ですが、室内に取り込むことができる光が少なくなるケースがあります。圧迫感同様、目隠しの高さや板と板のスペースを調節し、日当たりにも考慮しましょう。

詳しい施工事例はこちら

ウッドデッキ「Eee-Wood」の施工例
人工木材の専門店「アートウッド」が提供する「Eee-Wood」の施工例を5つ紹介します。
■バイク店の憩いの場

バイクの販売店の駐車場に「Eee-Wood」を用いたウッドデッキを設置し、お客様がリラックスできる空間をつくった施工例です。屋外なので雨や風にさらされますが、人工木材を用いたためメンテナンスの手間がかかりません。バイクという共通の話題があるので、ウッドデッキを利用して仲間同士の交流の場としても活用されています。(写真商品:床材 リブ付無垢床材 BL(モダンブラック))
■遊覧船乗り場

■公園のベンチ

ウッドデッキだけではなく、公園のベンチにも「Eee-Wood」は打ってつけです。子供も多く利用する公園は、雨や風にさらされ劣化しやすい環境なので、ベンチには耐久性が高くメンテナンスの手間がかからない人工木材がぴったりです。本物の木はささくれができることがあり、ベンチに座った人がケガをする可能性もあります。一方、「Eee-Wood」はささくれの心配がないので、利用者の安全性も保たれるでしょう。
(写真商品:無垢柱材 LB(ライトブラウン))
■商業施設の屋上

商業施設の屋上にはもともとウッドデッキが設置されていましたが、経年劣化を機に「Eee-Wood」を用いて改装した事例です。雨や風で塗料が落ちて外観が悪くなっていましたが、ウォールナット材のような落ち着きのあるウッドデッキに美しく生まれ変わりました。メンテナンスの手間がかからなくなり、ランニングコストの削減にもつながっています。(写真商品:無垢デッキ材 NB(Hナチュラル))
■スロープ付きのウッドデッキでバリアフリー化


ウッドデッキを設置するなら「Eee-Wood」
注目を浴びるウッドデッキはメンテナンスの手間が問題でしたが、人工木材の「Eee-Wood」を用いれば問題は解決します。
また、耐久性が求められるデッキ材は厚みを持たせたり、用途に合わたフェンス材やルーバー材などのバリエーションも豊富です。ウッドデッキの設置を検討する際には、アートウッドの「Eee-Wood」を選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。

この記事を監修した人
一級建築士事務所サーロジック株式会社 高尾 裕稔
ウッドデッキを作るには、たくさんの木材の種類が存在します。中でも耐久性やメンテナンス性に優れている人工木材「Eee-Wood」。「Eee-Wood」は、ささくれなどの心配もないため、小さなお子様やペットがいるご家庭でも安心してご利用いただけます。
Eee-Woodのウッドデッキで、楽しい時間をお過ごしください!
ウッドデッキ商品はこちら

ウッドデッキ施工事例はこちら
