ベランダとして使用できるウッドデッキは、機能的かつおしゃれで人気。自分で作ってみたいと考えている人もいるでしょう。本記事では、ウッドデッキをDIYするメリットや注意点などとともに、デッキ材として人工木をおすすめする理由を紹介します。ウッドデッキのDIYを検討する際の参考にしてみてください。
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<この記事のポイント>
✔︎ウッドデッキをDIYするメリットや注意点などについてよくわかる。
✔︎デッキ材として人工木をおすすめする理由がわかる。
《目次》
DIYで人工木ウッドデッキを設置するメリット
まずは、ウッドデッキをDIYで設置するメリットから説明します。

■自分の好きなデザインにできる■
ウッドデッキをDIYで設置するメリットとしてまず挙げられるのは、自分の好きなデザインで作りやすいことです。業者に依頼して施工する場合は、業者が用意しているデザインから選ぶか、自分のイメージするウッドデッキのデザインを伝えて作ってもらうかどちらかになります。
業者が用意しているデザインから選ぶとなると、自分の理想のウッドデッキとリンクするものがあるかどうかはわかりません。【下記写真商品はこちら⇒床材に中空デッキ材 NB(Hナチュラル)/根太・束材に無垢柱材 NB(Hナチュラル)/幕板材に無垢デッキ材 NB(Hナチュラル)】

また、業者にイメージを伝えて希望通りのウッドデッキを作ってもらう方法は、業者と自分のイメージ共有が十分にできないと、仕上がりがイメージとかけ離れたものになる可能性もあります。
その点、DIYであれば基礎的な部分も含め作成するのも自分なので、実際に置くとイメージと完成品のズレが防げると考えられます。
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■設置にかかるコストを節約できる■
業者にウッドデッキの施工を頼むとなると、ウッドデッキのキットや材料費の他に施工費用もかかります。そのため、トータルの費用がやや高めになる傾向にあります。施工費用の相場目安は存在しますが、実際の施工費用は業者によって異なるため、相場より安く済むこともあれば、高くつく場合もあるでしょう。

複数の業者から施工の見積りを取らなければ、その地域での相場は見えてこないので手間もかかります。その点、DIYでウッドデッキを設置するなら、自分で作業を行うため施工費用は発生しません。ウッドデッキに必要な材料費しかかからないので、コストを大きくカットできます。また、材料も質が高く手頃なものを自分で厳選しやすいでしょう。
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ウッドデッキをDIYする際の注意点と解決
ウッドデッキをDIYで設置することには多くのメリットがありますが、もちろんデメリットとなり得る注意しておきたい点もあります。ウッドデッキ作りで失敗しないため、次のようなことを意識しましょう。

■事前にしっかり準備をしてから始める■
DIYで重要なことの1つが事前の準備です。例えばDIY歴が長く知識・技術が豊富、以前ものづくりの仕事に就いていた経験があるなど、ある程度DIYのスキルが身に付いているならまた話は別ですが、あまり経験がない人がチャレンジするケースも多いでしょう。スキルがあまりない人が完成度の高いウッドデッキを作るためには、着手前の綿密な準備が必須。なぜなら、DIYに慣れていないと、施工途中で固定がうまくいかない場合や、部材が足りないなどの場合に臨機応変な対応が難しいからです。
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見切り発車でウッドデッキの作成を始め、何かトラブルが起こった場合、DIYに慣れている人であれば、その都度上手く足りない部材などをホームセンターで調達したりと解決しながら作業を進められるかもしれません。しかし、DIYの経験があまりない人は、トラブルにすぐ対応するのは難しいと考えられます。できる限りトラブルがないよう作業を進めるためには、事前の準備が重要です。

例えば、ウッドデッキを設置するスペースの広さを十分確認しなかったことでウッドデッキが小さ過ぎたり大き過ぎたりする、ウッドデッキに使うパーツのサイズを間違えて切り出してしまい組み立てが上手くいかない、ウッドデッキに使う素材がイメージと違った、などが考えられます。

■自分のスキル以上のものには不用意に挑戦しない■
どのくらいDIYのスキルがあるかは人それぞれです。経験が豊富で少し難しいものでもスムーズに作れる人もいれば、あまり経験がなく簡単なものでも時間がかかる人もいます。失敗しないコツは、自分のスキル以上のものには不用意に挑戦しないことです。

ウッドデッキは超高難度のDIYというわけではありません。しかし、凝ったデザイン・構造にしようとすれば自然と難易度も上がります。DIYのスキルがあまり高くないのに、難易度の高いものにチャレンジすると、最終的に理想通りのものが出来上がらず失敗する可能性も。自分の腕前を過信せず、無理なく作成できそうなものを考えましょう。
■思い通りに施工が進まなくても焦らない■
DIYでのウッドデッキ作りでは、思い通りに施工が進まなくても焦らないことも大切です。せっかく自分で1からウッドデッキを手作りするなら、楽しみながら作業を進めたいもの。プロではないので、作業の途中で思い通りに進まなくなってしまうことも十分あり得ます。しかしそこでイライラしたり、どうでもよくなって投げ出してしまったりしては、DIYを選んだ意味がありません。スムーズに施工が進まなくても、何か途中で壁にぶつかっても、1つ1つ自分で解決して作業を進めていくことがDIYの醍醐味。大掛かりな工事や施工の必要もなく自分の理想の高さや幅に調整することができます。その先にできあがったウッドデッキだからこそ、感慨も大きくなるものです。
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何か起きても焦らず、その状況も楽しみながらウッドデッキ作りを続けること。そしてそのためには、完成までの期間に余裕を見ることも大切です。作業の期間を始めからタイトに設定してしまうと、作業が遅れたときに焦りやすくなります。作業が遅れたときのことも踏まえ、あらかじめ無理のないスケジュールを決めて、マイペースに作業を進めましょう。

ウッドデッキの素材の種類と特徴比較
ウッドデッキに使用する素材にはさまざまな種類があります。ウッドデッキは素材によって見た目の雰囲気や機能性が変わるため、デッキ材選びも非常に大切です。ここでは、主な素材の種類とそれぞれの特徴を紹介します。

■天然木■
天然木は、天然の状態で育った木から伐り出した木材のことです。固さのあるハードウッドと、比較的やわらかめのソフトウッドの2種類があります。ウッドデッキは雨風や寒さ・暑さの影響を受けやすい屋外に設置されるものです。そのため、デリケートなソフトウッドよりもハードウッドの方が適していると言えます。天然木は木の種類もさまざまです。ウッドデッキによく使用されるものとしては、ウリン・オーストラリアサイプレス・アコヤ・セランガンバツ・アマゾンジャラ・イペなどがあります。

種類によって特徴も異なり、耐久性が高いもの、高級感が出せるもの、色味が美しいものなどそれぞれ。天然木に共通するメリットは、天然ならではの自然な風合いを活かせることでしょう。ただし、天然木の中では耐久性が高めな種類もありますが、同時にその硬さゆえ、加工が難しい場合もあります。 また、デッキ材の中でも人工木に比べると、 腐食や劣化なども含めると耐久性は劣るかもしれません。そして現在の情勢から見ても天然木は種類にもよりますが、価格が高額な傾向にあります。こういった部分もふまえて理解しておくことが重要です。
■人工木■
人工木とは、天然木に似せて人工的に作られた資材のことです。
人工木はその製造方法の違いにより、主に3種類に分けられます。1つは木粉と樹脂を混ぜたもの、2つ目は樹脂のみで製造したもの、3つ目はメーカー独自の素材で製造したものです。人工木と言うと、作り物感が強いのではとイメージする人もいるかもしれません。しかし、木粉を混ぜて製造されたものなどは、天然木に近い風合いも持っています。また、メーカーが独自の製法により、天然木のような風合いを実現している例も。選び方によりますが、天然木に近い素材を入手することも可能です。

人工木に共通するメリットは、耐久性が高いこと。腐食や虫食いなど、天然木に起こりやすい劣化も防げます。雨風や寒暖差などにも強いため、見た目の変化も少ないでしょう。また、人工木は大量生産が可能であるため、比較的安価で手に入ることも魅力と言えます。

人工木を使ってウッドデッキをDIYする
ウッドデッキをDIYする際、素材として天然木と人工木のどちらを使うか迷う人もいるかもしれません。結論から言えば、人工木を使うのがおすすめです。その大きな理由は、取り扱いがしやすいことです。ウッドデッキをDIYする人は、その多くが完成した後のメンテナンス・修理なども自分で行いたいと考えるでしょう。

天然木は自然の風合いが出やすいことが魅力である一方、デリケートな素材であるため風雨にさらされることで劣化も進みやすく、メンテナンス・修理が多く必要になる可能性もあります。DIYのスキルが高い人であれば、すぐに対応できるかもしれませんが、慣れていない人であればちょっとした修理でも時間や手間がかかるでしょう。またそうでなくても、修理の回数は少なく済むなら越したことはないはずです。

その点、人工木は天然木と比較すると耐久性が高く、風合いが変わりにくいという魅力があります。そのため、経年劣化がゆるやかで破損も起こりにくく、メンテナンスや修理の回数を抑えることができるのです。人工木専門店アートウッドでは、さまざまな種類の人工木を豊富に取り揃えています。アートウッドの人工木はリアルな質感も特徴的。天然木に近い風合いを持ちながら、耐久性が高くメンテナンスしやすい、理想的な資材が手に入ります。ぜひサイトをチェックし、自分の希望にマッチするウッドデッキの素材を探してみてください。

ウッドデッキをDIYするなら知識を持って楽しく
ウッドデッキのDIYは、注意点や素材選びなどをしっかり意識すれば、あまりDIY経験のない人でも成功させられます。
自分の理想の木目タイプも直接じっくりと選ぶことが出来るのもDIYの魅力ですので、住宅に合ったおしゃれで本格的なウッドデッキをDIYで設置してガーデンライフを楽しみましょう。ぜひ今回紹介した内容を踏まえながら準備を行い、楽しみながらウッドデッキを手作りしてみてください。
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この記事を監修した人
一級建築士事務所サーロジック株式会社 高尾 裕稔
人工木で作るウッドデッキは、天然木のウッドデッキよりも長持ちします。さらに施工方法も天然木とさほど変わらないため、気軽にdiyに挑戦してみませんか?
自分で作ったウッドデッキでくつろぐ時間は、格別なものになると思います。
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